「2026年はどのセクターが伸びる?」「注目の投資テーマは?」
2026年も投資環境は大きく変化しています。
この記事では、2026年に注目すべき投資テーマと、それぞれの投資戦略を解説します。
2026年の投資環境
マクロ経済の状況
世界経済:
- 米国:ソフトランディング後の安定成長
- 欧州:緩やかな回復基調
- 中国:不動産問題を抱えつつも政策支援
- 日本:デフレ脱却、賃上げ継続
金融政策:
- 米国:利下げサイクル継続
- 日本:金融正常化の進展
- 為替:円高方向への調整も
注目すべきテーマ
2026年に注目すべき投資テーマを解説します。
テーマ投資はリターンが大きい反面、リスクも高いです。ポートフォリオの中心は全世界株式などのインデックス投資に置き、テーマ投資はサテライトとして活用しましょう。
テーマ1:AI・生成AI
概要
AI関連は引き続き最大の投資テーマです。
注目ポイント:
- 生成AIの企業導入が本格化
- AIエージェントの実用化
- データセンター需要の継続
- AIインフラ投資の拡大
関連銘柄・ETF
米国株:
- NVIDIA(半導体)
- Microsoft(クラウド・AI)
- Alphabet(検索・AI)
- Amazon(AWS・AI)
ETF:
- BOTZ(Global X Robotics & AI ETF)
- AIQ(Global X Artificial Intelligence & Technology ETF)
投資戦略
リスク:バリュエーションが高く、期待外れで大幅下落の可能性
戦略:
- 全体の10〜20%程度に抑える
- 個別株よりETFで分散
- 長期保有を前提に
AI株はもう高すぎませんか?
確かにバリュエーションは高いです。ただ、AIの普及はまだ初期段階。企業のAI導入が本格化すれば、さらなる成長も期待できます。ただし、高値掴みのリスクもあるので、一括投資より分散投資がおすすめです。
テーマ2:半導体
概要
半導体はAIの「インフラ」として需要が継続しています。
注目ポイント:
- AI向け高性能チップ需要
- 自動車向け半導体
- 製造装置メーカー
- 地政学リスク(台湾)
関連銘柄・ETF
米国株:
- NVIDIA(GPU)
- AMD(CPU・GPU)
- ASML(製造装置)
- TSMC(受託製造)
日本株:
- 東京エレクトロン
- レーザーテック
- アドバンテスト
ETF:
- SMH(VanEck Semiconductor ETF)
- SOXL(レバレッジ型、注意が必要)
投資戦略
リスク:景気減速で需要減少、在庫調整
戦略:
- 製造装置メーカーは比較的安定
- レバレッジ型ETFは避ける
- 景気サイクルを意識
テーマ3:インド株
概要
インドは人口ボーナス期を迎え、長期成長が期待されます。
注目ポイント:
- 2026年に人口世界一継続
- GDP成長率6%台を維持
- 中間層の拡大
- IT・サービス産業の成長
関連ETF・投資信託
ETF:
- EPI(WisdomTree India Earnings Fund)
- INDA(iShares MSCI India ETF)
投資信託:
- iTrustインド株式
- SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド
投資戦略
リスク:新興国特有の政治リスク、為替変動
戦略:
- 長期目線(10年以上)で保有
- ポートフォリオの5〜10%程度
- 定期的な積立で時間分散
テーマ4:高配当・バリュー株
概要
金利上昇局面では高配当・バリュー株が見直されます。
注目ポイント:
- グロース株からバリュー株へのシフト
- 高配当株の安定したインカム
- 日本株の割安感
関連銘柄・ETF
米国ETF:
- VYM(高配当)
- VTV(バリュー)
日本株:
- メガバンク(三菱UFJ、三井住友、みずほ)
- 商社(三菱商事、伊藤忠など)
- 通信(NTT、KDDI)
投資戦略
リスク:景気後退で減配リスク
戦略:
- 配当利回りだけでなく配当性向も確認
- 業績が安定した銘柄を選ぶ
- 分散投資でリスク軽減
テーマ5:日本株
概要
日本株は構造改革と円安効果で注目されています。
注目ポイント:
- 東証のPBR改善要請
- 企業の株主還元強化
- 賃上げによるデフレ脱却
- インバウンド需要
投資戦略
リスク:円高による輸出企業の業績悪化
戦略:
- 内需・外需のバランスを考慮
- 高配当銘柄と成長株を組み合わせ
- TOPIXまたは日経225のインデックスも有効
テーマ投資の注意点
注意1:テーマはブームで終わることも
過去にも多くのテーマがブームになり、その後低迷しました。
過去のテーマ:
- 2020年:巣ごもり銘柄 → コロナ後に急落
- 2021年:メタバース → ブーム終焉
- 2022年:ESG → 一部で見直し
注意2:ポートフォリオの一部に留める
テーマ投資はポートフォリオの10〜20%程度に抑えましょう。
コアはインデックス投資に置き、テーマ投資は「サテライト」として活用します。
注意3:高値掴みに注意
話題になっている時点で、すでに株価に織り込まれていることが多いです。
対策:
- 一括投資を避け、分散投資
- 長期目線で保有
- 割高感がある場合は見送る
まとめ
2026年の注目投資テーマを解説しました。
注目テーマ:
- AI・生成AI(継続的な成長期待)
- 半導体(AI需要がけん引)
- インド株(人口ボーナス期)
- 高配当・バリュー株(金利上昇局面)
- 日本株(構造改革期待)
投資戦略のポイント:
- コアはインデックス投資
- テーマ投資はサテライトとして10〜20%
- 分散投資でリスク軽減
- 長期目線を忘れない
よくある質問
個別株は難しいですが、テーマ型ETFを使えば初心者でも可能です。ただし、まずは全世界株式などのインデックス投資をコアに据え、テーマ投資はサテライトとして少額から始めましょう。
バリュエーションは高いですが、AI普及はまだ初期段階です。長期で見れば成長余地はあります。ただし、短期では調整リスクもあるので、分散投資がおすすめです。
長期成長という点ではインドが優勢です。中国は不動産問題や地政学リスクがあります。ただし、中国株は割安なので、分散目的で少量持つのはアリです。
テーマが成長すればコストを上回るリターンが得られる可能性があります。ただし、長期ではコストの影響が大きいので、コアはインデックス投資に置き、テーマ投資は一部に留めましょう。