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Alphabet(Google)とは|時価総額3.8兆ドル、AIに15兆円投資する検索の巨人
企業分析 米国株

Alphabet(Google)とは|時価総額3.8兆ドル、AIに15兆円投資する検索の巨人

2025-12-28
2025-12-28 更新

Google検索・YouTubeを運営するAlphabet。時価総額3.8兆ドル、AIに1,000億ドル投資計画。Geminiでチャットボット戦争に挑む同社を解説。

検索エンジンで世界を制したGoogle。その親会社Alphabet(アルファベット)は、時価総額3.8兆ドルを超え、AIに1,000億ドル(約15兆円)の投資を計画している。その事業と今後を解説する。

Alphabetの基本情報

項目 内容
正式名称 Alphabet Inc.
設立 2015年(Googleは1998年)
本社 米国カリフォルニア州マウンテンビュー
CEO サンダー・ピチャイ
上場市場 NASDAQ(ティッカー:GOOGL/GOOG)
時価総額 約3.87兆ドル(約580兆円)
読者
読者

AlphabetとGoogleの関係は?

黒澤(株式アナリスト)
黒澤(株式アナリスト)

AlphabetはGoogleの持株会社です。2015年に組織再編で設立され、Google以外にも自動運転のWaymoなど複数の子会社を傘下に持っています。

事業セグメント

Alphabetは3つの事業セグメントで構成される。

1. Google Services

広告・検索・消費者向けサービスが主力。

サービス 月間ユーザー
Google検索 80億人超
YouTube 25億人
Android 30億台超
Chrome 30億人超
Gmail 18億人

主要7サービスで各20億人以上のユーザーを持つ。

2. Google Cloud

クラウドサービス、AIインフラを提供。

  • Google Cloud Platform(GCP)
  • Google Workspace(旧G Suite)
  • AI/ML関連サービス

3. Other Bets

先端技術への投資事業。

  • Waymo(自動運転)
  • Verily(ヘルスケア)
  • その他ムーンショットプロジェクト

業績推移

2024年には史上5社目となる時価総額2兆ドル(300兆円)超えを達成。

指標 2025年
株価上昇率 66%
時価総額 3.87兆ドル
PER 約25倍

Microsoft超えで時価総額順位も上昇した。

AI戦略

AlphabetはAIを次の成長エンジンと位置づけている。

Gemini

OpenAIのChatGPTに対抗するマルチモーダルAI。

Geminiの展開
  • 2023年:「Gemini」発表
  • 2024年:「Gemini 2.0」リリース
  • 主要7サービス全てにGemini統合
  • 月間アクティブユーザー:6.5億人

AI投資

AI投資計画
  • AI事業に1,000億ドル(約15兆円)以上を投資予定
  • 新しいプログラミングコードの25%以上がAI生成
  • 自社開発AI半導体「TPU」を外販開始

TPU(AI半導体)の外販

AlphabetはAI半導体「TPU(テンソル・プロセッシング・ユニット)」の第7世代「ironwood」をGoogle Cloud顧客向けに外販開始。

大手AI開発会社Anthropicに最大100万個、数百億ドルの「ironwood」を提供する計画だ。

OpenAIとの競争

読者
読者

ChatGPTとの競争はどうなっていますか?

黒澤
黒澤

激しい競争が続いています。Geminiアプリのユーザーは6.5億人まで急成長していますが、ChatGPTの8億人にはまだ及びません。ただ、Googleは検索や各種サービスへのAI統合で巻き返しを図っています。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、Googleの最新「Gemini 3」がベンチマークでChatGPTを上回るパフォーマンスを示しているという報道もある。

投資家が注目すべきポイント

株価バリュエーション

指標 数値(2025年12月時点)
株価 約314ドル
PER 約25倍
アナリスト目標株価 350ドル超

TD CowenはGemini利用増加により目標株価を350ドルに引き上げた。

強み

  1. 検索市場の圧倒的シェア:世界シェア90%超
  2. 多角化したサービス:7つの20億人超サービス
  3. AI投資:TPU開発、Geminiの進化
  4. Waymo:自動運転のリーダー

リスク

  1. 規制リスク:独禁法訴訟
  2. 広告市場の変動:収益の大半が広告依存
  3. AI競争:OpenAI、Microsoftとの競争

日本での投資方法

方法 特徴
米国株直接購入 GOOGL(議決権あり)またはGOOG(議決権なし)
投資信託 S&P500・NASDAQ100連動型に含まれる
ETF QQQ、VOO、VUG等で間接投資

まとめ

Alphabetは、検索からAIへの転換を図る巨大テック企業だ。

  • 時価総額3.8兆ドル、2025年株価66%上昇
  • Google検索、YouTube等で各20億人超のユーザー
  • AIに1,000億ドル(約15兆円)投資を計画
  • 「Gemini」でChatGPTに対抗
  • 自社AI半導体「TPU」を外販開始

検索の巨人がAI時代にどう進化するか、投資家は注目すべきだ。

よくある質問(記事のおさらい)

Q
Q1. AlphabetとGoogleの違いは?
A

AlphabetはGoogleの持株会社です。2015年に設立され、Google(検索、YouTube、広告等)の他、Waymo(自動運転)、Verily(ヘルスケア)などの子会社を傘下に持っています。

Q
Q2. GeminiとChatGPTの違いは?
A

GeminiはGoogleが開発するマルチモーダルAIで、ChatGPTはOpenAIが開発しています。Geminiは月間ユーザー6.5億人、ChatGPTは週間8億人で、現時点ではChatGPTがリードしていますが、Geminiも急成長中です。

Q
Q3. Alphabet株はGOOGLとGOOGのどちらを買うべき?
A

GOOGLは議決権付き、GOOGは議決権なしの株式です。価格はほぼ同じなので、議決権を重視するならGOOGL、そうでなければどちらでも大きな違いはありません。多くの個人投資家は流動性の高いGOOGLを選ぶことが多いです。


※本記事は情報提供を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。