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投資初心者が陥りやすい失敗パターン|原因と具体的な対処法
投資の基本 投資戦略

投資初心者が陥りやすい失敗パターン|原因と具体的な対処法

2026-01-05
2026-01-05 更新

投資初心者がやりがちな失敗パターンと、その原因・対処法を解説。失敗を避けて長期投資を成功させるためのポイントを紹介します。

「投資を始めたけど、うまくいかない」「初心者がやりがちな失敗を知りたい」

投資には誰もが陥りやすい失敗パターンがあります。

この記事では、投資初心者が陥りやすい失敗とその原因・対処法を解説します。

失敗1:高値で買って安値で売る

失敗パターン

「みんなが買っている」と聞いて買う → 下がったら怖くて売る

これが最も多い失敗パターンです。

典型的な流れ:

  • 株価が上がって話題になる → 買いたくなる
  • 買った後に下落 → 不安になる
  • さらに下がる → 怖くなって売る
  • その後、株価が回復 → 後悔

原因

群集心理感情的な売買が原因です。

  • 周りが買っていると自分も買いたくなる
  • 下落すると恐怖で冷静な判断ができない
  • 「損を確定させたくない」という心理

対処法

対処法1:積立投資を続ける

タイミングを計らず、毎月一定額を積み立てることで、高値掴みを避けられます。

対処法2:投資ルールを決めておく

「○%下がったら売る」「○年は売らない」など、事前にルールを決めておくと感情的な判断を避けられます。

対処法3:長期目線を持つ

短期の値動きに一喜一憂せず、10年以上の長期視点で投資しましょう。

読者
読者

下がっているときに売りたくなるのを我慢するのは難しいです…

西山(資産運用アドバイザー)
西山(資産運用アドバイザー)

気持ちは分かります。「下がったら買い増しのチャンス」と考える練習をしましょう。また、証券口座を頻繁に見ないことも効果的です。

失敗2:分散投資をしていない

失敗パターン

1つの銘柄・資産に集中投資してしまうパターンです。

例:

  • 「AIが伸びる」と聞いてNVIDIA株だけに集中
  • 日本株だけを持っている
  • 1つの投資信託に全額投入

原因

  • 分散投資の重要性を理解していない
  • 「この銘柄は確実に上がる」という過信
  • 情報収集が特定の分野に偏っている

対処法

対処法1:全世界株式インデックスを活用

1本で世界中の株式に分散投資できます。

おすすめ:

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド

対処法2:資産クラスも分散

株式だけでなく、債券・現金も組み合わせましょう。

リスク許容度 株式 債券・現金
高い 80-100% 0-20%
中程度 60-80% 20-40%
低い 40-60% 40-60%

対処法3:個別株は一部に留める

個別株に投資するなら、ポートフォリオの10-20%までに抑えましょう。

失敗3:生活費まで投資に回す

失敗パターン

生活防衛資金を確保せずに投資してしまうパターンです。

結果:

  • 急な出費で投資を売却する羽目に
  • 下落時に売らざるを得ない
  • 精神的に余裕がなくなる

原因

  • 「早く資産を増やしたい」という焦り
  • 生活防衛資金の重要性を理解していない
  • 収支の把握ができていない

対処法

対処法1:生活防衛資金を先に確保

生活費の3〜6ヶ月分を現金で確保してから投資を始めましょう。

状況 目安
会社員(安定収入) 生活費3ヶ月分
自営業・フリーランス 生活費6ヶ月〜1年分
扶養家族あり 生活費6ヶ月分以上

対処法2:余裕資金で投資

「なくなっても生活に困らないお金」だけを投資に回しましょう。

対処法3:固定費を見直す

投資に回せるお金を増やすため、固定費(通信費、保険料など)を見直しましょう。

失敗4:手数料の高い商品を買う

失敗パターン

信託報酬の高い投資信託を買ってしまうパターンです。

例:

  • 銀行窓口で勧められた投信(信託報酬1%以上)
  • テーマ型ファンド(信託報酬0.5〜1%)
  • アクティブファンド(信託報酬1〜2%)

原因

  • コストの重要性を理解していない
  • 銀行や証券会社の営業を信じてしまう
  • 「高い方が良い運用をしてくれる」という誤解

対処法

対処法1:信託報酬0.2%以下を目安に

低コストのインデックスファンドを選びましょう。

ファンド 信託報酬
eMAXIS Slim 全世界株式 0.05775%
eMAXIS Slim S&P500 0.09372%
銀行で勧められる投信 1〜2%

対処法2:長期での影響を計算

信託報酬1%の差は、30年で資産の約26%の差になります。

対処法3:ネット証券を使う

対面の銀行・証券より、ネット証券の方が低コスト商品が充実しています。

読者
読者

銀行で勧められた投信を持っているのですが、乗り換えた方がいいですか?

西山
西山

信託報酬が1%以上なら乗り換えを検討しましょう。売却時に利益があれば税金がかかりますが、長期ではコストの差が大きくなります。NISAで新たに低コスト商品を買い始めるのも手です。

失敗5:頻繁に売買する

失敗パターン

短期の値動きで売買を繰り返すパターンです。

結果:

  • 売買手数料がかさむ
  • 税金を払う回数が増える
  • 結局タイミングを外して損をする

原因

  • 短期で利益を得たい欲求
  • 株価が気になって頻繁にチェック
  • SNSやニュースに振り回される

対処法

対処法1:積立投資で自動化

毎月の積立を設定し、売買を自動化しましょう。

対処法2:売買ルールを決める

「○年は売らない」「○%上がったら一部利確」など、事前にルールを決めて感情的な売買を避けましょう。

対処法3:株価を見る頻度を減らす

毎日株価をチェックするのをやめ、月1回程度に抑えましょう。

失敗6:投資の勉強をしない

失敗パターン

よく分からないまま投資してしまうパターンです。

結果:

  • 人に勧められるまま買う
  • 怪しい投資話に引っかかる
  • 自分に合わない商品を選ぶ

原因

  • 投資は難しいという先入観
  • 勉強する時間がない
  • 「プロに任せれば大丈夫」という誤解

対処法

対処法1:基本書を1冊読む

投資の基本書を1冊だけ読みましょう。

おすすめ書籍:

  • 「ウォール街のランダム・ウォーカー」
  • 「敗者のゲーム」
  • 「ほったらかし投資術」

対処法2:NISAやiDeCoの制度を理解

税制優遇制度を理解し、活用しましょう。

対処法3:怪しい話は疑う

「必ず儲かる」「元本保証で高利回り」は詐欺の可能性が高いです。

失敗を避けるためのチェックリスト

投資を始める前に、以下をチェックしましょう。

投資前チェックリスト:

  • ☑ 生活防衛資金(3〜6ヶ月分)を確保した
  • ☑ 余裕資金で投資している
  • ☑ 投資商品の仕組みを理解している
  • ☑ 信託報酬などのコストを確認した
  • ☑ 分散投資できている
  • ☑ 長期目線(10年以上)で投資している
  • ☑ 積立投資を設定している

まとめ

投資初心者が陥りやすい失敗と対処法を解説しました。

よくある失敗:

  1. 高値で買って安値で売る → 積立投資・長期目線
  2. 分散投資をしていない → 全世界株式インデックス
  3. 生活費まで投資に回す → 生活防衛資金を先に確保
  4. 手数料の高い商品を買う → 低コストインデックス
  5. 頻繁に売買する → 自動積立・売買ルール
  6. 投資の勉強をしない → 基本書を1冊読む

失敗を避けるポイント:

  • 積立投資で感情を排除
  • 低コストのインデックスファンド
  • 長期目線を忘れない
  • 余裕資金で投資

失敗パターンを知っておけば、同じ失敗を避けられます。焦らず、長期で資産形成を目指しましょう。

よくある質問

Q
Q1. すでに失敗してしまった場合、どうすればいいですか?
A

まず冷静に現状を把握しましょう。損失が出ていても、長期で回復する可能性があります。今後は積立投資と分散投資を心がけ、同じ失敗を繰り返さないようにしましょう。

Q
Q2. 投資を始めるのに最適な金額はいくらですか?
A

生活防衛資金を確保した上で、毎月無理なく続けられる金額から始めましょう。月1万円からでも十分です。大切なのは金額より「続けること」です。

Q
Q3. 株価が下がったとき、どう対処すればいいですか?
A

長期投資なら「何もしない」が正解です。下落時は「安く買えるチャンス」と考え、積立を続けましょう。怖い場合は株価を見る頻度を減らすのも効果的です。

Q
Q4. 投資の勉強は何から始めればいいですか?
A

まずは「インデックス投資」と「NISA・iDeCo」について学びましょう。書籍1冊と制度の概要を理解すれば、十分投資を始められます。完璧を目指さず、まず少額で始めてみることも大切です。