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夫婦で新NISAを活用!非課税枠3,600万円をフル活用する戦略
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夫婦で新NISAを活用!非課税枠3,600万円をフル活用する戦略

2025-12-23
2025-12-23 更新

夫婦なら新NISAの非課税枠は合計3,600万円!2人分の枠をフル活用する戦略と、収入差がある場合の考え方を解説します。

「夫婦で新NISAを始めたいけど、どう分ければいい?」

新NISAは1人あたり生涯1,800万円の非課税枠がありますが、夫婦なら合計3,600万円の非課税枠を活用できます。

この記事では、夫婦で新NISAをフル活用する戦略を解説します。

夫婦で新NISAを使うメリット

非課税枠が2倍になる

項目 1人分 夫婦2人分
つみたて投資枠(年間) 120万円 240万円
成長投資枠(年間) 240万円 480万円
年間投資枠(合計) 360万円 720万円
生涯非課税限度額 1,800万円 3,600万円
青山(独立系FP)
青山(独立系FP)

3,600万円を年利5%で運用すれば、年間180万円の利益が出ます。通常なら約36万円の税金がかかりますが、新NISAならすべて非課税です。

専業主婦/主夫でもOK

新NISAは収入がなくても口座開設可能です。専業主婦(主夫)でも、自分名義の新NISA口座を持てます。

夫婦の投資戦略3パターン

パターン①:2人とも同じ商品(シンプル型)

最もシンプルなのは、夫婦ともに同じ商品で積み立てる方法です。

名義 商品 月額
eMAXIS Slim 全世界株式 5万円
eMAXIS Slim 全世界株式 5万円
合計 10万円
メリット
  • 管理がシンプル
  • 迷わなくていい
  • 夫婦で同じ目標を共有
デメリット
  • 分散効果は限定的
  • どちらかが売りたくなった時に意見が分かれる可能性

パターン②:役割分担(分散型)

夫婦で異なる商品に投資して、リスク分散する方法です。

名義 商品 特徴
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 攻め(米国集中)
eMAXIS Slim 全世界株式 守り(世界分散)
読者
読者

なぜ分けるんですか?

青山
青山

米国株が不調な時でも、全世界株式なら他の地域でカバーできる可能性があります。夫婦で役割分担することで、家計全体としてリスク分散できます。

パターン③:攻めと守り(リスク調整型)

リスク許容度に応じて、夫婦で異なる資産配分にする方法です。

名義 投資対象 リスク
夫(収入安定) 株式100% 高め
妻(収入変動あり) 株式50%+債券50% 低め

収入差がある場合の考え方

収入の多い方から優先的に

夫婦で収入差がある場合、収入の多い方から優先的に新NISAの枠を埋めるのが効率的です。

読者
読者

なぜ収入の多い方から?

青山
青山

投資できる金額が多い方が、先に非課税枠を使い切りやすいからです。また、収入が高いほど税負担も大きいので、非課税のメリットも大きくなります。

専業主婦/主夫の場合

専業主婦(主夫)の場合、配偶者からの贈与で投資資金を準備します。

贈与税の非課税枠

夫婦間の贈与でも、年間110万円までは贈与税がかかりません。月9万円程度なら非課税で配偶者に渡して、その資金で新NISAに投資できます。

注意:名義貸しはNG

重要

新NISAは名義人本人しか取引できません。夫の口座を妻が管理・運用することは「名義貸し」となり、規約違反です。

OK:夫が妻に110万円贈与 → 妻が自分のNISA口座で運用
NG:妻のNISA口座に夫がログインして取引

具体的な積立プラン例

共働き夫婦(世帯年収800万円)

項目 合計
月収(手取り) 30万円 25万円 55万円
積立額 5万円 5万円 10万円
商品 S&P500 オルカン
年間投資額 60万円 60万円 120万円

片働き夫婦(夫のみ収入)

項目 合計
月収(手取り) 40万円 0円 40万円
積立額 5万円 3万円(贈与) 8万円
商品 オルカン オルカン
年間投資額 60万円 36万円 96万円
青山
青山

片働き夫婦でも、年間110万円以内の贈与なら税金はかかりません。妻名義の新NISAも活用しましょう。

夫婦で話し合っておくこと

投資を始める前に確認

夫婦で投資を始める前に、以下の点を話し合っておきましょう。

話し合いのポイント
  1. 投資の目的:老後資金?住宅購入?教育資金?
  2. 月々の投資額:家計から無理なく出せる金額は?
  3. リスク許容度:どれくらいの損失まで耐えられる?
  4. 役割分担:誰が管理する?情報共有はどうする?
  5. 売却のルール:どんな時に売る?相談は必要?

情報共有の重要性

読者
読者

お互いの投資状況って共有した方がいいですか?

青山
青山

はい、共有をおすすめします。どちらかに何かあった時、資産状況が分からないと困ります。少なくとも、どの証券会社に口座があるかは共有しておきましょう。

よくある疑問

Q. 夫婦で証券会社は同じがいい?

どちらでもOKです。同じ証券会社なら管理が楽、別々なら証券会社の破綻リスクを分散できます。

Q. 夫婦で商品を揃えるべき?

揃えなくてもOKです。むしろ分散した方がリスク管理になります。ただし、管理のしやすさを優先して同じ商品にするのもアリです。

Q. 離婚した場合、新NISAの資産はどうなる?

新NISAの資産は名義人のものです。離婚時の財産分与の対象にはなりますが、口座自体は名義人が継続して保有します。

まとめ

夫婦で新NISAを活用するポイントをまとめます。

  • 夫婦なら非課税枠は合計3,600万円
  • 2人とも口座開設するのが基本
  • 投資商品は同じでも分けてもOK
  • 収入差がある場合は収入の多い方から優先
  • 専業主婦/主夫は贈与(年110万円まで非課税)を活用
  • 名義貸しはNG(本人が取引すること)
  • 投資を始める前に夫婦で話し合い

2人で協力して、効率的に資産形成を進めましょう。

よくある質問

Q
Q1. 夫婦でNISA口座を作るのに、同時に申し込む必要がありますか?
A

いいえ、別々のタイミングで申し込んで問題ありません。まず1人が口座開設し、後から配偶者が開設することも可能です。

Q
Q2. 夫の収入から妻のNISAに入金するのは贈与になりますか?
A

はい、贈与になります。ただし、年間110万円以内であれば贈与税はかかりません。月9万円程度の積立なら、税金を気にせず妻名義のNISAで運用できます。

Q
Q3. 夫婦どちらかが先に亡くなった場合、NISAの資産はどうなりますか?
A

NISA口座の資産は相続財産となり、相続人が引き継ぎます。ただし、NISAの非課税メリットは終了し、相続人の課税口座に移管されます。相続税の対象にはなりますが、基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人数)の範囲内であれば税金はかかりません。

※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。
投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。