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生活防衛資金が貯まったら?次にやるべき5つのステップ
ポートフォリオ 初心者向け

生活防衛資金が貯まったら?次にやるべき5つのステップ

2025-12-23
2025-12-23 更新

生活防衛資金が目標額に達したら、次は何をすべき?投資を始める前の準備から、新NISAの活用法まで、具体的な5つのステップを解説します。

生活防衛資金を目標額まで貯められた方、おめでとうございます。

次のステップに進む準備が整いました。この記事では、生活防衛資金が貯まった後にやるべきことを5つのステップで解説します。

ステップ1:生活防衛資金を確実に守る

定期預金で管理する

生活防衛資金は、いつでも引き出せる状態で保管することが大切です。

預け先 金利目安 特徴
メガバンク普通預金 0.1%程度 安心感、引き出しやすい
ネット銀行普通預金 0.2〜0.3% 金利高め、アプリで管理
定期預金(1年) 0.3〜0.5% さらに高金利、解約も可能
2025年の金利状況

日銀の利上げにより、預金金利が上昇しています。ネット銀行や定期預金を活用すれば、以前より有利に運用できます。

投資に回してはいけない理由

読者
読者

せっかく貯めたお金、投資で増やした方が良くないですか?

青山(独立系FP)
青山(独立系FP)

気持ちは分かりますが、生活防衛資金は絶対に投資に回してはいけません。緊急時に株価が下がっていたら?必要な時に現金化できなかったら?そのリスクを避けるための資金です。

ステップ2:固定費を見直す

投資余力を作る

生活防衛資金を確保した次は、毎月の投資に回せるお金を作りましょう。

固定費を見直すことで、収入を増やさなくても投資余力が生まれます。

項目 見直し方法 節約目安
通信費 格安SIMに乗り換え 月3,000〜5,000円
保険 不要な特約を解約 月5,000〜1万円
サブスク 使っていないものを解約 月1,000〜3,000円
電気・ガス 会社を乗り換え 月1,000〜2,000円
青山
青山

固定費は一度見直せば、その後ずっと節約効果が続きます。まずは通信費から見直してみましょう。

ステップ3:投資の目的と期間を決める

何のために投資するか

投資を始める前に、目的と期間を明確にしましょう。

目的 期間 適した運用
老後資金 20〜30年 株式中心(オルカン、S&P500)
子どもの教育資金 10〜18年 株式+債券のバランス
住宅購入の頭金 5〜10年 債券中心、一部株式
5年以内に使う資金 〜5年 定期預金、個人向け国債
ポイント

15年以上の長期投資なら、株式100%でも問題ありません。過去のデータでは、15年以上保有すればマイナスになった期間はほぼありません。

リスク許容度を確認

投資で損が出ても生活に支障がないか、精神的に耐えられるかを確認しましょう。

読者
読者

どれくらいの損失まで耐えられるかって、どう判断すればいいですか?

青山
青山

例えば、100万円投資して30万円になっても売らずに持ち続けられますか?長期投資では一時的に30%以上下落することもあります。それでも動じない金額が、あなたのリスク許容度です。

ステップ4:新NISAで積立投資を始める

まずは少額からスタート

新NISAの「つみたて投資枠」で、月1〜3万円から始めるのがおすすめです。

手順 新NISAで積立を始める手順
1
証券会社で口座開設

SBI証券や楽天証券などのネット証券がおすすめ。手数料が安く、商品も豊富です。

2
投資信託を選ぶ
3
積立設定をする

毎月の積立金額と引き落とし日を設定。クレジットカード積立でポイントも貯まります。

4
あとは放置

設定したら基本的に放置でOK。毎日の値動きは気にせず、長期で持ち続けましょう。

おすすめの投資信託

ファンド名 信託報酬 特徴
eMAXIS Slim 全世界株式 0.05775% 世界中に分散、迷ったらこれ
eMAXIS Slim 米国株式 0.09372% 米国集中、成長期待
楽天・オールカントリー 0.0561% 楽天証券で人気

ステップ5:徐々に投資額を増やす

慣れてきたら増額

最初は少額で始め、投資に慣れてきたら徐々に増額していきましょう。

増額の目安
  • 3ヶ月後:値動きに慣れたら月5,000円増額
  • 6ヶ月後:ボーナスから追加投資を検討
  • 1年後:年収の10〜15%を投資に回せると理想的

焦らないことが大切

読者
読者

周りは月10万円投資してるって聞くと、焦っちゃいます...

青山
青山

人と比べる必要はありません。大切なのは、自分のペースで続けることです。無理して投資額を増やして、生活が苦しくなったら本末転倒。長く続けることが一番の近道です。

やってはいけないこと

生活防衛資金が貯まった直後にやりがちな失敗を紹介します。

メリット
デメリット

まとめ

生活防衛資金が貯まったら、次の5つのステップを踏みましょう。

  • 生活防衛資金は定期預金で確保(投資に回さない)
  • 固定費を見直して投資余力を作る
  • 投資の目的と期間を明確にする
  • 新NISA月1〜3万円から積立開始
  • 慣れてきたら徐々に増額

焦らず、着実に資産形成を進めていきましょう。

よくある質問

Q
Q1. 生活防衛資金が貯まる前に投資を始めてもいいですか?
A

最低限(生活費3ヶ月分)を確保していれば、少額から始めても良いでしょう。ただし、生活防衛資金の積立と投資を並行して行い、優先順位は生活防衛資金の方を上にしましょう。

Q
Q2. いくらから投資を始めるべきですか?
A

月1万円からで十分です。100円から積立できる証券会社もありますが、ある程度まとまった金額の方が資産形成の効果を実感しやすくなります。慣れてきたら徐々に増額しましょう。

Q
Q3. オルカンとS&P500、どちらを選べばいいですか?
A

迷ったらオルカン(全世界株式)がおすすめです。世界中に分散されているため、特定の国のリスクを軽減できます。米国の成長に期待するならS&P500も良い選択です。どちらも長期投資の王道です。

※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。
投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。