高配当株は、株価上昇(キャピタルゲイン)と配当金(インカムゲイン)のダブルで利益を狙える投資法です。
この記事では、2026年に株価上昇が期待できる配当利回り3〜4%超の高配当株を厳選して紹介します。
高配当株投資のメリット
高配当株ってどんなメリットがありますか?
株価が下落しても配当金で一定の収益が得られるため、長期投資に向いています。また、増配傾向の企業は株価も上昇しやすい傾向があります。
メリット
- 安定したインカムゲイン:配当金で定期収入
- 下落時の支え:株価下落時も配当が心理的支え
- 増配で株価上昇:増配発表で株価が反応
- NISAで非課税:配当金も非課税に
2026年注目の高配当株10選
情報通信セクター
①NTT(9432)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配当利回り | 約3.5% |
| 特徴 | 国内最大の通信会社 |
| 注目点 | 光量子コンピューター開発 |
野村證券の高配当株ランキング1位。安定性と成長性を兼ね備えた銘柄です。
②KDDI(9433)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配当利回り | 約3.2% |
| 特徴 | au、UQモバイル |
| 注目点 | 連続増配銘柄 |
③ソフトバンク(9434)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配当利回り | 約4.5% |
| 営業利益 | 前年同期比20%増(2025年7-9月期) |
金融セクター
④三井住友フィナンシャルグループ(8316)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配当利回り | 約3.8% |
| 特徴 | メガバンク中で高配当 |
| 注目点 | 金利上昇の恩恵 |
⑤三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配当利回り | 約3.5% |
| 特徴 | 国内最大のメガバンク |
| 注目点 | 純利益1.8兆円超 |
⑥MS&ADインシュアランスグループ(8725)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配当利回り | 約3.5% |
| 特徴 | 損保大手 |
| 注目点 | グループ修正利益7%増 |
海運セクター
⑦日本郵船(9101)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配当利回り | 4%超 |
| 特徴 | 海運首位 |
| 注目点 | 大規模自社株買い |
⑧商船三井(9104)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配当利回り | 4%超 |
| 特徴 | LNG船に強み |
その他
⑨LIXIL(5938)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配当利回り | 約4.6% |
| 特徴 | 住宅設備最大手 |
| 注目点 | 収益改善が進行中 |
⑩住友ゴム工業(5110)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配当利回り | 約3.9% |
| 特徴 | タイヤ大手 |
| 注目点 | 北米で新商品投入予定 |
高配当株の選び方
配当利回りが高ければいいんですか?
いいえ。配当利回りだけで選ぶと失敗します。財務健全性や増配の実績も重要です。
チェックポイント
- 配当利回り:3%以上が目安
- ROE:3%以上
- 自己資本比率:20%以上
- 時価総額:250億円以上
- 増配・累進配当の実績
避けるべき銘柄
- 配当利回りが極端に高い(10%超など):業績悪化で株価下落の可能性
- 赤字や減配が続く銘柄
- 一時的な特別配当で利回りが高い銘柄
2026年の見通し
日経平均予想
2026年の日経平均は6万円突破を予測する声が続出する一方、反動安を警戒する声も多く、一時的に4万円を割れるとの見方もあります。
高配当株の優位性
相場が不安定な時こそ、配当で安定収益を得られる高配当株が見直されます。
まとめ:高配当株で安定収益を
2026年に注目の高配当株ポイント:
- NTT・KDDIなど情報通信が人気
- メガバンクは金利上昇の恩恵
- 海運は高配当だが変動に注意
- 配当利回りだけで選ばない
- 財務健全性・増配実績をチェック
高配当株でインカムゲインを確保しながら、長期的な資産形成を目指しましょう。
よくある質問(記事のおさらい)
一般的に3%以上が高配当株の目安です。東証プライム平均の約2.6%を上回る銘柄を選びましょう。ただし10%超など極端に高い銘柄は注意が必要です。
NTT(約3.5%)、三井住友FG(約3.8%)、LIXIL(約4.6%)、日本郵船(4%超)などが人気です。業種を分散して保有するのがおすすめです。
配当利回りだけでなく、ROE、自己資本比率、時価総額、増配・累進配当の実績もチェックしましょう。財務が健全で増配傾向の企業がおすすめです。
日経平均6万円突破予測がある一方、4万円割れリスクも。相場が不安定な時こそ、配当で安定収益を得られる高配当株が見直される可能性があります。