「投資を始めたいけど、何から準備すればいい?」「いきなり始めて大丈夫?」
投資を始める前には、知っておくべきことと準備すべきことがあります。これを怠ると、後で困ることになるかもしれません。
この記事では、投資を始める前の5つの心構えと準備を解説します。
心構え1:投資は余裕資金で行う
最も重要な原則は、「使う予定のないお金」で投資することです。
なぜ余裕資金が重要か
- 生活費を投資に回すと、値下がり時に精神的に追い詰められる
- 急な出費で投資を売却する羽目になる
- 長期投資を続けられなくなる
余裕資金ってどのくらいですか?
まず生活防衛資金を確保してください。目安は生活費の3〜6ヶ月分です。それを超えた分が「余裕資金」として投資に回せるお金です。
生活防衛資金の目安
| 状況 | 生活防衛資金の目安 |
|---|---|
| 会社員(単身) | 生活費3ヶ月分 |
| 会社員(家族あり) | 生活費6ヶ月分 |
| 自営業・フリーランス | 生活費6〜12ヶ月分 |
生活防衛資金はすぐに引き出せる預金口座に置いておきましょう。投資に回してはいけません。
心構え2:リスク許容度を知る
リスク許容度とは、投資で損失が出た時にどこまで耐えられるかの度合いです。
リスク許容度に影響する要素
- 年齢(若いほどリスクを取りやすい)
- 収入の安定性(安定しているほどリスクを取りやすい)
- 家族構成(扶養家族がいると慎重になりやすい)
- 投資経験(経験があるほど冷静に判断できる)
- 性格(値動きが気になるタイプかどうか)
自分のリスク許容度を確認する質問
以下の質問に答えてみてください。
Q. 投資した100万円が一時的に70万円に下がったら、どうしますか?
- A:すぐに売却する → リスク許容度:低
- B:不安だが様子を見る → リスク許容度:中
- C:買い増しのチャンスと考える → リスク許容度:高
自分のリスク許容度がよく分かりません…
迷ったら「低め」に見積もるのが安全です。実際に相場が下落した時、想像以上にストレスを感じるものです。最初は控えめなリスクで始め、慣れてきたら調整しましょう。
心構え3:投資の目的と期間を決める
「なぜ投資するのか」「いつまでに、いくら必要か」を明確にしましょう。
投資目的の例
- 老後資金(20〜30年後に2,000万円)
- 教育資金(15年後に500万円)
- 住宅購入の頭金(5年後に300万円)
- セミリタイア(15年後に3,000万円)
期間によって戦略が変わる
| 投資期間 | 適した投資 |
|---|---|
| 〜3年 | 預金・債券中心 |
| 3〜10年 | バランス型・株式(控えめ) |
| 10年以上 | 株式中心でOK |
3年以内に使うお金は投資に回さないでください。株式は短期間で大きく値下がりする可能性があり、必要な時に元本割れしているリスクがあります。
心構え4:投資は長期で考える
長期投資は、投資で成功するための最も重要な要素の一つです。
なぜ長期投資が有利なのか
- 複利効果:時間が経つほど利益が利益を生む
- リスク分散:長期では価格変動が平均化される
- 心理的安定:短期の値動きに一喜一憂しなくなる
長期投資の威力
毎月3万円を20年間、年利5%で積み立てた場合:
- 投資元本:720万円
- 運用益:約510万円
- 合計:約1,230万円
複利の効果で、元本の約1.7倍に成長します。
時間を味方につけるんですね!
その通りです。早く始めて長く続けることが、投資で最も重要なポイントです。タイミングを計ろうとするより、今すぐ始めて続ける方が効果的です。
心構え5:投資は自己責任
投資には必ずリスクがあります。元本保証はありません。
自己責任で投資するということ
- 他人の意見を鵜呑みにしない
- 自分で調べ、理解した上で投資する
- 損失が出ても誰のせいにもできない
- 最終判断は必ず自分で行う
注意すべきこと
- 「必ず儲かる」という話は詐欺を疑う
- SNSやYouTubeの情報を鵜呑みにしない
- 理解できない商品には投資しない
- 借金して投資しない
「絶対に儲かる」「元本保証で高利回り」という話は、ほぼ100%詐欺です。投資に「絶対」はありません。
投資を始める前の準備
準備1:家計の把握
まず、自分の収支を把握しましょう。
- 毎月の収入
- 毎月の支出
- 貯蓄額
- 借金の有無
準備2:生活防衛資金の確保
生活費3〜6ヶ月分を預金で確保してから投資を始めましょう。
準備3:借金の返済
消費者金融やリボ払いなど、高金利の借金がある場合は返済を優先してください。投資のリターンより借金の利息の方が高いことがほとんどです。
準備4:証券口座の開設
投資を始めるには証券口座が必要です。ネット証券(SBI証券、楽天証券など)がおすすめです。
準備5:投資の勉強
最低限の知識を身につけてから投資を始めましょう。この記事を読んでいるあなたは、すでに第一歩を踏み出しています。
まとめ
投資を始める前の5つの心構えを解説しました。
5つの心構え:
- 投資は余裕資金で行う
- リスク許容度を知る
- 投資の目的と期間を決める
- 投資は長期で考える
- 投資は自己責任
準備すること:
- 家計の把握
- 生活防衛資金の確保
- 高金利の借金を返済
- 証券口座の開設
- 投資の勉強
焦る必要はありません。しっかり準備してから、投資を始めましょう。
よくある質問
生活費の3〜6ヶ月分が目安です。会社員なら3ヶ月分、自営業やフリーランスなら6〜12ヶ月分を確保してから投資を始めましょう。
はい、100円や1,000円から始められます。最初は少額で始めて、慣れてきたら金額を増やすのがおすすめです。
高金利の借金(消費者金融、リボ払いなど)がある場合は、返済を優先してください。住宅ローンなど低金利の借金は、返済と投資を並行してもOKです。
まずは「インデックス投資」「長期投資」「分散投資」の基本を学びましょう。本やネット記事で十分学べます。