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日本のロボット・製造装置株|世界のAIを支える「隠れた勝ち組」を探す
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日本のロボット・製造装置株|世界のAIを支える「隠れた勝ち組」を探す

2026-01-22
2026-01-22 更新

米国のAI企業が注目される中、その「裏方」である日本のロボット・製造装置企業が好調。FANUC、キーエンス、安川電機など、世界のAIを支える日本企業の投資機会を解説します。

「AI投資といえばNVIDIA」

——多くの投資家がそう考えています。

しかし、NVIDIAのGPUを作る装置、AIを組み立てるロボット、データセンターを動かす機器——これらを提供しているのは、実は日本企業です。

世界のAI産業を「裏方」として支える日本のロボット・製造装置企業。その投資機会を探ります。

なぜ日本のロボット企業が有望か

AIサプライチェーンの川上

読者
読者

日本のロボット企業とAIって、どう関係があるんですか?

証券アナリスト
証券アナリスト

AIの最終製品(NVIDIAのGPUなど)を作るには、精密な製造装置とロボットが必要です。日本はこの分野で世界トップクラス。「AIのつるはし」を売っているのが日本企業というわけです。

日本企業が強い分野:

  • 産業用ロボット(FANUC、安川電機)
  • 精密計測・センサー(キーエンス)
  • 半導体製造装置(東京エレクトロン、SCREEN)
  • FA(ファクトリーオートメーション)機器(三菱電機)
ロボット密度で日本は世界3位

製造業の労働者1万人あたりのロボット導入台数で、日本は世界3位。この高いロボット密度が、日本の製造装置企業の技術力の証明です。

政府の1.23兆円投資

読者
読者

政府の支援もあるんですか?

証券アナリスト
証券アナリスト

2026年、日本政府はAI・半導体分野に1.23兆円(前年比300%増)の投資を発表しました。Rapidus(2nmチップ)を含む国内サプライチェーン強化が目的です。この恩恵を受けるのが、製造装置・ロボット企業です。

注目銘柄

FANUC(6954)

読者
読者

FANUCってどんな会社ですか?

証券アナリスト
証券アナリスト

産業用ロボットで世界シェアトップクラスの企業です。自動車、電子機器、半導体など幅広い製造ラインで使われています。「ダークファクトリー」(無人工場)の普及で、FANUCのロボットへの需要はさらに高まります。

FANUCの概要:

  • 時価総額:約4兆円
  • 事業:産業用ロボット、CNC、サーボモータ
  • 強み:高い利益率、無借金経営
  • 配当利回り:約2%

キーエンス(6861)

読者
読者

キーエンスは高すぎて手が出ないんですが...

証券アナリスト
証券アナリスト

確かに株価は高いですが、営業利益率50%超という驚異的な収益力を持つ企業です。FA用センサー、計測器で圧倒的なシェアを持ち、工場の自動化が進むほど需要が増えます。単元株が高い場合は、投資信託経由で持つ方法もあります。

キーエンスの概要:

  • 時価総額:約15兆円
  • 事業:FA用センサー、計測器
  • 強み:営業利益率50%超、直販体制
  • 配当利回り:約0.3%

安川電機(6506)

産業用ロボット、サーボモータで世界トップクラス。

項目 内容
時価総額 約1.5兆円
事業 産業用ロボット、サーボモータ
強み 世界シェア上位、中国展開
配当利回り 約1.5%

三菱電機(6503)

読者
読者

三菱電機もロボット関連ですか?

証券アナリスト
証券アナリスト

FA(ファクトリーオートメーション)システム全体を提供できる点が強みです。2026年1月には、AI駆動の効率化でQ1営業利益が191%増と好調でした。インフラ・自動化の両方を持つ総合力が評価されています。

ETFで分散投資

Global X Japan Robotics & AI ETF(2638)

読者
読者

個別株は難しいので、ETFで投資したいです。

証券アナリスト
証券アナリスト

東証に上場している「Global X Japan Robotics & AI ETF(2638)」がおすすめです。日本のロボット・AI関連企業に分散投資できます。キーエンス、FANUC、安川電機などが組み入れられています。

2638の概要:

  • 正式名称:Global X Japan Robotics & AI ETF
  • 証券コード:2638(東証)
  • 経費率:0.649%
  • 主な構成銘柄:キーエンス、FANUC、安川電機、ソニー、オムロン
新NISAで購入可能

2638は新NISAの成長投資枠で購入可能です。日本のAI・ロボット関連に幅広く投資したい方に適しています。

投資判断のポイント

メリット・リスク

メリット
  • 世界のAI需要の恩恵を受ける
  • 政府の1.23兆円投資の追い風
  • 米国株より割安なバリュエーション
  • 円安メリット(輸出企業)
デメリット
  • 景気循環に敏感(設備投資減で業績悪化)
  • 中国市場リスク(安川電機など)
  • 為替リスク(円高で業績下押し)
  • 半導体サイクルの影響
読者
読者

結局、今買うべきですか?

証券アナリスト
証券アナリスト

ファクトリーオートメーションは2025年後半から回復基調にあり、2026年は業績改善が期待できます。ただし、景気循環銘柄なのでポートフォリオの一部(10-15%程度)に留めるのが賢明です。

まとめ

日本のロボット・製造装置株の投資機会をまとめます。

なぜ有望か:

  • 世界のAIサプライチェーンの「川上」
  • 政府の1.23兆円投資(AI・半導体)
  • FA市場の回復基調

注目銘柄:

  • FANUC:産業用ロボット世界トップ
  • キーエンス:営業利益率50%超
  • 安川電機:ロボット・サーボで世界上位
  • 三菱電機:AI効率化で業績急伸

投資方法:

  • 個別株または2638(ETF)
  • ポートフォリオの10-15%程度
  • 新NISAの成長投資枠で購入可能

「AIのつるはし」を売る日本企業——米国のAI企業だけでなく、その裏方を担う日本株にも目を向けてみてください。


※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。
投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。

よくある質問

Q
日本のロボット企業とAIの関係は?
A

AIの最終製品(GPU、サーバーなど)を作るには精密な製造装置とロボットが必要です。日本はこの分野で世界トップクラスの技術を持っています。

Q
政府の支援は?
A

2026年、日本政府はAI・半導体分野に1.23兆円(前年比300%増)の投資を発表しました。この恩恵を受けるのが製造装置・ロボット企業です。

Q
ETFで投資する方法は?
A

東証上場の「Global X Japan Robotics & AI ETF(2638)」で日本のロボット・AI関連企業に分散投資できます。新NISAの成長投資枠で購入可能です。

Q
リスクは?
A

景気循環に敏感で、設備投資が減ると業績が悪化します。また、中国市場リスク、為替リスクもあります。ポートフォリオの10-15%程度に留めましょう。