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こどもNISA 2027年スタート|年間60万円×子ども人数分、家族で非課税枠を最大化する方法
NISA・iDeCo 初心者向け

こどもNISA 2027年スタート|年間60万円×子ども人数分、家族で非課税枠を最大化する方法

2026-01-26
2026-01-26 更新

2027年1月、18歳未満向け「こどもNISA」がスタート。年間60万円、生涯600万円の非課税枠。ジュニアNISAの失敗を踏まえた新制度の活用法を解説します。

「子どものためにお金を貯めたいけど、NISAは18歳からだし…」

——そんな親御さんに朗報です。

2027年1月、18歳未満を対象とした「こどもNISA」がスタートします。年間60万円、生涯600万円の非課税枠が新設されます。

2023年に廃止されたジュニアNISAの反省を踏まえた新制度。その内容と活用法を解説します。

こどもNISA|制度の概要

基本スペック

読者
読者

こどもNISAって、どんな制度ですか?

専門家
専門家

18歳未満の子ども名義で開設できる非課税投資口座です。年間60万円、生涯600万円まで非課税で投資できます。新NISAのつみたて投資枠と同じ投資信託が対象です。

こどもNISAの基本スペック(2027年1月開始):

項目 内容
対象年齢 18歳未満
年間投資枠 60万円
生涯非課税限度額 600万円
投資対象 つみたて投資枠対象商品
引き出し 12歳以上は本人同意で可
口座管理者 親権者(原則)
成長投資枠はなし

大人の新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」がありますが、こどもNISAは「つみたて投資枠」のみです。個別株やアクティブファンドへの投資はできません。

ジュニアNISAとの違い

読者
読者

昔あったジュニアNISAと何が違うんですか?

専門家
専門家

最大の違いは引き出し制限の緩和です。ジュニアNISAは18歳まで原則引き出せませんでしたが、こどもNISAは12歳以上なら本人同意で引き出せます。

ジュニアNISAとの比較:

項目 ジュニアNISA(廃止) こどもNISA(2027年〜)
年間投資枠 80万円 60万円
生涯限度額 400万円 600万円
引き出し 18歳まで原則不可 12歳以上は本人同意で可
中途解約 遡及課税あり 遡及課税なし
投資対象 株・投信・ETF つみたて対象投信のみ
ジュニアNISA失敗の教訓

ジュニアNISAは全NISA口座の約15%しか利用されず、2023年末に廃止されました。失敗の原因は「18歳までの引き出し制限」と「中途解約時の遡及課税」。急な教育資金ニーズに対応できなかったのです。こどもNISAはこれらの問題を解消しています。

活用戦略|家族で非課税枠を最大化

家族全員でいくら投資できる?

読者
読者

家族全員だと、年間いくら非課税で投資できますか?

専門家
専門家

夫婦と子ども2人の4人家族なら、年間840万円です。親が各360万円、子どもが各60万円。10年で8,400万円の非課税投資が可能になります。

家族構成別の年間非課税投資枠:

家族構成 親の新NISA 子のこどもNISA 合計
夫婦のみ 720万円 - 720万円
夫婦+子1人 720万円 60万円 780万円
夫婦+子2人 720万円 120万円 840万円
夫婦+子3人 720万円 180万円 900万円

祖父母からの贈与活用

読者
読者

祖父母が孫のために投資することもできますか?

専門家
専門家

できます。祖父母から孫への贈与は、年間110万円まで贈与税がかかりません。こどもNISAの年間60万円は、この範囲内なので贈与税の心配なく祖父母が資金提供できます。

贈与を活用したスキーム例:

  1. 祖父母が孫に年間60万円を贈与(贈与税なし)
  2. 孫名義のこどもNISAで投資
  3. 18年間で1,080万円の贈与(全て非課税)
  4. 運用益も非課税で成長
教育資金一括贈与との違い

教育資金一括贈与(1,500万円まで非課税)とは別枠です。両方を活用することで、より多くの資金を非課税で子どもに移転できます。

子どもへの金融教育

投資を通じた学び

読者
読者

子どもに投資を教えるきっかけになりそうですね。

専門家
専門家

そうですね。こどもNISAは金融教育の絶好の機会です。「自分のお金が世界中の会社に投資されている」という感覚は、早いうちから身につけておくと将来役立ちます。

年齢別の金融教育アプローチ:

年齢 アプローチ 具体例
6〜9歳 お金の基本 「このお金で世界中の会社を応援しているよ」
10〜12歳 運用状況の共有 月1回、残高を一緒に確認
13〜15歳 投資判断への参加 「どの投資信託にする?」を相談
16〜18歳 自己管理への移行 口座管理を徐々に本人に移す

おすすめの投資先

つみたて投資枠対象商品から選ぶ

読者
読者

こどもNISAでは何を買えばいいですか?

専門家
専門家

長期投資が前提なので、オルカン(全世界株式インデックス)がおすすめです。20年以上の運用期間があれば、世界経済の成長をしっかり取り込めます。

おすすめ商品例:

商品名 信託報酬 特徴
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.05775% 世界47カ国に分散
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.09372% 米国大型株500社
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 0.192% 楽天証券で人気
子どもの資金は長期で運用

0歳から始めれば18年間、10歳からでも8年間の運用期間があります。短期の値動きを気にせず、インデックス投資で淡々と積み立てるのが王道です。

注意点

口座開設・管理の手間

読者
読者

何か注意点はありますか?

専門家
専門家

子ども名義の口座開設には、戸籍謄本など追加書類が必要になることがあります。また、子どもが18歳になると自動的に新NISA口座に移行するため、その際の手続きも必要です。

注意すべきポイント:

メリット
  • 年間60万円×子ども人数分の非課税枠
  • 祖父母からの贈与を活用可能
  • 金融教育のきっかけに
  • 12歳以上は引き出し可能
デメリット
  • 口座開設に追加書類が必要
  • つみたて投資枠対象商品のみ
  • 18歳時に新NISAへ移行手続き
  • 子ども本人の証券口座も必要

まとめ

2027年1月開始の「こどもNISA」のポイントをまとめます。

制度概要:

  • 対象:18歳未満
  • 年間投資枠:60万円
  • 生涯限度額:600万円
  • 引き出し:12歳以上は本人同意で可

活用ポイント:

  • 家族4人なら年間840万円の非課税投資が可能
  • 祖父母からの贈与(年間110万円まで非課税)と組み合わせ可
  • 金融教育のきっかけに

おすすめ商品:

  • オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)
  • 長期投資でインデックスファンドが王道

子どもの将来のために、2027年のスタートに向けて準備を始めましょう


※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。
投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。

よくある質問

Q
こどもNISAはいつから始まる?
A

2027年1月1日からスタートします。2026年度税制改正大綱に盛り込まれ、法制化される見込みです。

Q
年間いくらまで投資できる?
A

年間60万円、生涯で600万円が上限です。ジュニアNISAの年間80万円より減りましたが、生涯限度額は400万円から600万円に増えています。

Q
ジュニアNISAとの違いは?
A

最大の違いは引き出し制限です。ジュニアNISAは18歳まで原則引き出せませんでしたが、こどもNISAは12歳以上なら本人同意で引き出せます。

Q
何を買うのがおすすめ?
A

長期投資が前提なので、全世界株式インデックス(オルカン)がおすすめです。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が信託報酬0.05775%と最安クラスです。