2024年1月にスタートした新NISAも、2026年で3年目を迎えます。
「1年目は様子見だった」「もっと効率的に使いたい」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2026年のNISA活用戦略と具体的な投資プランを解説します。
新NISAのおさらい
まず、新NISAの基本をおさらいしましょう。
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資上限 | 120万円 | 240万円 |
| 対象商品 | 投資信託(金融庁指定) | 株式・投資信託・ETF |
| 投資方法 | 積立のみ | 一括・積立どちらも可 |
| 非課税期間 | 無期限 | 無期限 |
生涯投資枠は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)です。
年間360万円って、使い切るのが難しくないですか?
そうですね。年間360万円を使い切れる人は多くありません。無理に使い切る必要はないので、自分のペースで投資を続けましょう。毎月3万円の積立でも、20年続ければ大きな資産になります。
2026年の投資戦略
戦略1:つみたて投資枠をフル活用
まずはつみたて投資枠(年間120万円)を優先的に使いましょう。
メリット:
- 毎月10万円の自動積立で年間120万円
- 長期・分散・積立の王道投資
- 相場の変動を気にせず続けられる
おすすめ商品:
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
戦略2:成長投資枠の使い分け
成長投資枠(年間240万円)は、以下のように使い分けると効果的です。
パターンA:インデックス投資に集中
- つみたて投資枠と同じ投資信託を購入
- シンプルで管理が楽
- 迷ったらこれがおすすめ
パターンB:高配当株・ETFでインカム狙い
- 日本の高配当株、米国高配当ETF(VYM、HDVなど)
- 配当金を非課税で受け取れる
- 安定したキャッシュフローを確保
パターンC:個別株で値上がり益狙い
- 成長が期待できる個別銘柄に投資
- リスクは高いがリターンも大きい
- 投資経験者向け
迷ったらパターンA(インデックス投資)がおすすめです。手間がかからず、長期で安定したリターンが期待できます。
戦略3:年初一括 vs 毎月積立
「年初に一括投資」と「毎月積立」、どちらが良いのでしょうか。
| 方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 年初一括 | 複利効果を最大化 | 高値掴みのリスク |
| 毎月積立 | リスク分散 | 複利効果がやや劣る |
どっちがいいんですか?
統計的には年初一括の方がリターンが高い傾向がありますが、精神的な安心を重視するなら毎月積立がおすすめです。大切なのは「続けること」なので、自分に合った方法を選んでください。
2026年のおすすめ投資プラン
投資額別のおすすめプランを紹介します。
月3万円プラン
つみたて投資枠のみ使用(年間36万円)
- eMAXIS Slim 全世界株式:月3万円
- シンプルで管理が楽
- 20年で約1,000万円(年利5%想定)
月5万円プラン
つみたて投資枠のみ使用(年間60万円)
- eMAXIS Slim 全世界株式:月3万円
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):月2万円
- 全世界と米国に分散
月10万円プラン
つみたて投資枠をフル活用(年間120万円)
- eMAXIS Slim 全世界株式:月10万円
- またはS&P500と全世界を半々
月20万円プラン
つみたて+成長投資枠を活用(年間240万円)
- つみたて投資枠:eMAXIS Slim 全世界株式 月10万円
- 成長投資枠:同じ投資信託に月10万円(または高配当ETF)
月30万円プラン
両枠をフル活用(年間360万円)
- つみたて投資枠:月10万円
- 成長投資枠:月20万円
- 5年で生涯投資枠1,800万円を使い切り
無理のない金額で続けることが最も重要です。生活防衛資金を確保した上で、余裕資金で投資しましょう。
2026年の注意点
年間上限の管理
2026年の投資枠は2026年中に使い切る必要があります。余った枠は翌年に持ち越せません。
売却した場合
NISAで購入した商品を売却すると、その分の枠が翌年に復活します。ただし、頻繁な売買は長期投資の妨げになるため、原則として持ち続けることをおすすめします。
証券会社の変更
NISAの証券会社は年に1回変更できます。変更したい場合は、前年の10月〜当年の9月に手続きが必要です。
よくある質問への回答
2025年に投資枠を使い切れなかったのですが…
問題ありません。余った枠は消えますが、2026年はまた新しく360万円の枠が使えます。焦らず自分のペースで投資を続けましょう。
今持っている投資信託を売って、NISAで買い直すべき?
一概には言えません。売却時に利益が出ていれば税金がかかります。ただし、長期的には非課税のメリットが大きいので、少しずつ移行していくのも一つの方法です。
まとめ
2026年のNISA活用戦略をまとめます。
ポイント:
- まずはつみたて投資枠(年間120万円)を優先
- 成長投資枠はインデックス投資か高配当株で活用
- 無理のない金額で継続することが重要
- 迷ったらeMAXIS Slim 全世界株式がおすすめ
- 生活防衛資金を確保した上で投資
2026年も着実に積み立てを続け、将来の資産形成につなげていきましょう。
よくある質問
つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円の合計360万円です。生涯投資枠は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)です。
余った枠は翌年に持ち越せません。ただし、無理に使い切る必要はありません。自分のペースで投資を続けましょう。
統計的には年初一括の方がリターンが高い傾向がありますが、精神的な安心を重視するなら毎月積立がおすすめです。大切なのは続けることです。
売却すると、その分の枠が翌年に復活します。ただし、頻繁な売買は長期投資の妨げになるため、原則として持ち続けることをおすすめします。