「ネット証券はどこがいい?」「SBI証券と楽天証券、どっちを選ぶべき?」——証券口座を開設する際、どの証券会社を選ぶべきか迷う方は多いでしょう。
結論から言うと、迷ったらSBI証券か楽天証券を選べば間違いありません。
この記事では、主要ネット証券5社(SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・三菱UFJ eスマート証券)を、手数料・投資信託の取扱数・クレカ積立・ポイント還元などの観点から徹底比較します。
ネット証券5社の概要
比較対象の5社
| 証券会社 | 口座数 | 特徴 |
|---|---|---|
| SBI証券 | 約1,300万 | 総合力No.1、業界最大手 |
| 楽天証券 | 約1,100万 | 楽天ポイントで投資可能 |
| マネックス証券 | 約230万 | 米国株に強い |
| 松井証券 | 約155万 | サポート充実、老舗 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | 約175万 | auユーザー向け |
※三菱UFJ eスマート証券は旧auカブコム証券
どれも似たような感じに見えるんですが、何が違うんですか?
基本的なサービスは似ていますが、ポイント還元や使いやすさに違いがあります。詳しく見ていきましょう。
比較①:国内株式の売買手数料
SBI証券・楽天証券は完全無料
2023年10月から、SBI証券と楽天証券は国内株式の売買手数料を無料にしました。
| 証券会社 | 国内株売買手数料 |
|---|---|
| SBI証券 | 無料 |
| 楽天証券 | 無料 |
| マネックス証券 | 55円〜(1日定額なら550円で100万円まで) |
| 松井証券 | 1日50万円まで無料 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | 1日100万円まで無料 |
手数料の観点では、SBI証券と楽天証券が圧倒的に有利です。
比較②:新NISAでの米国株手数料
新NISA口座なら米国株も無料に
| 証券会社 | 新NISA 米国株売買手数料 | 新NISA 為替手数料 |
|---|---|---|
| SBI証券 | 無料 | 無料 |
| 楽天証券 | 無料 | 無料 |
| マネックス証券 | 無料(買付) | 25銭/ドル |
| 松井証券 | 無料 | 無料 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | 無料 | 20銭/ドル |
新NISA口座で米国株投資をするなら、SBI証券・楽天証券・松井証券が売買手数料と為替手数料ともに無料でお得です。
比較③:投資信託の取扱数
SBI証券がトップ
| 証券会社 | 投資信託取扱数 | つみたて投資枠対象 |
|---|---|---|
| SBI証券 | 約2,600本 | 約230本 |
| 楽天証券 | 約2,500本 | 約230本 |
| マネックス証券 | 約1,800本 | 約230本 |
| 松井証券 | 約1,900本 | 約240本 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | 約1,800本 | 約230本 |
投資信託の取扱数はSBI証券が最多ですが、人気のeMAXIS SlimシリーズやSBI・V・シリーズは各社で取り扱っています。
つみたて投資枠で人気のファンド(オルカン、S&P500など)は、どの証券会社でも購入可能です。取扱数の多さは、あまり気にしなくてOKです。
比較④:クレカ積立とポイント還元
クレカ積立の還元率
| 証券会社 | 対応カード | 還元率 | 上限額 |
|---|---|---|---|
| SBI証券 | 三井住友カード | 0〜3%(カード種別による) | 月10万円 |
| 楽天証券 | 楽天カード | 0.5〜1% | 月10万円 |
| マネックス証券 | dカード/マネックスカード | 最大1.1% | 月10万円 |
| 松井証券 | JCBカード | 0.5% | 月5万円 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | au PAYカード | 1% | 月10万円 |
還元率だけで選んでいいんですか?
還元率は確かに重要ですが、差は小さいです。月3万円の積立で1%と0.5%の差は月150円。年間でも1,800円です。還元率よりも「普段使っているポイント経済圏」で選ぶ方がいいでしょう。
ポイント投資
| 証券会社 | 貯まるポイント | ポイント投資 |
|---|---|---|
| SBI証券 | Vポイント、Pontaなど | ◎ 可能 |
| 楽天証券 | 楽天ポイント | ◎ 可能 |
| マネックス証券 | dポイント、マネックスポイント | ◎ 可能 |
| 松井証券 | 松井証券ポイント | △ 限定的 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | Pontaポイント | ◎ 可能 |
楽天ポイントを貯めているなら楽天証券、それ以外ならSBI証券がおすすめです。
比較⑤:アプリ・ツールの使いやすさ
初心者向けのアプリ
| 証券会社 | アプリの特徴 |
|---|---|
| SBI証券 | 機能豊富だがやや複雑 |
| 楽天証券 | シンプルで使いやすい、初心者向け |
| マネックス証券 | 米国株アプリが充実 |
| 松井証券 | 投信アプリが使いやすい |
| 三菱UFJ eスマート証券 | 標準的 |
初心者にはどのアプリがいいですか?
楽天証券のアプリは直感的で使いやすいと評判です。SBI証券は機能が多い分、最初は複雑に感じるかもしれません。
サポート体制
| 証券会社 | サポートの特徴 |
|---|---|
| SBI証券 | チャットサポート、FAQ充実 |
| 楽天証券 | 電話・チャットサポート |
| マネックス証券 | 電話サポート |
| 松井証券 | 電話サポートが充実、評判が高い |
| 三菱UFJ eスマート証券 | 電話・チャットサポート |
電話サポートを重視するなら松井証券が評判です。
各社の特徴まとめ
SBI証券:総合力No.1
- 口座数業界No.1(約1,300万口座)
- 国内株・米国株の売買手数料無料
- 投資信託の取扱数最多
- IPO取扱数も業界トップクラス
- 三井住友カードでポイント還元
- アプリがやや複雑
- サポートがやや弱い
おすすめな人:迷ったらここ。総合的なサービスの充実度で選びたい人。
楽天証券:楽天経済圏ならここ
- 楽天ポイントで投資可能
- アプリが使いやすい
- 国内株・米国株の売買手数料無料
- 楽天カードでポイント還元
- 日経新聞が無料で読める
- 楽天経済圏以外ではメリット半減
おすすめな人:楽天カードや楽天市場をよく使う人。
マネックス証券:クレカ還元率重視
- クレカ積立還元率が最大1.1%
- 米国株の取扱数が多い(5,000銘柄以上)
- dカードに対応
- 国内株の手数料はSBI・楽天より高め
- アプリがやや複雑
おすすめな人:dポイントを貯めている人、米国株に力を入れたい人。
松井証券:サポート重視の初心者向け
- 電話サポートが充実
- 無料ロボアド「投信工房」
- 1日50万円まで売買手数料無料
- 米国株の為替手数料無料(NISA)
- クレカ積立の上限が月5万円
- ポイント還元がやや弱い
おすすめな人:困ったときにすぐ相談したい初心者。
三菱UFJ eスマート証券:auユーザー向け
- au PAYカードでPontaポイント還元
- 1日100万円まで売買手数料無料
- 三菱UFJグループの安心感
- 米国株の取扱数が少なめ
- 楽天・SBIと比べると機能面で劣る
おすすめな人:auユーザー、Pontaポイントを貯めている人。
結論:おすすめの選び方
フローチャートで選ぶ
楽天ポイントを貯めている?
- Yes → 楽天証券
- No → 次へ
dポイントを貯めている?
- Yes → マネックス証券
- No → 次へ
auユーザー?Pontaポイントを貯めている?
- Yes → 三菱UFJ eスマート証券
- No → 次へ
電話サポートを重視する?
- Yes → 松井証券
- No → SBI証券
迷ったらSBI証券か楽天証券
特にこだわりがなければ、SBI証券か楽天証券を選べば間違いありません。
- SBI証券:総合力でNo.1。困ることはない
- 楽天証券:アプリが使いやすい。楽天経済圏なら最適
どちらも口座開設・維持手数料は無料なので、両方開設して使い比べてみるのもアリです。
証券口座の開設手順
SBI証券の公式サイトにアクセスし、「口座開設」ボタンをクリック。メールアドレスを登録します。
マイナンバーカードまたは運転免許証をスマホで撮影してアップロードします。
氏名、住所、勤務先情報などを入力。NISA口座の同時開設も選択します。
通常1〜2週間で口座開設が完了。ログイン情報が届いたら取引開始可能です。
まとめ
ネット証券5社を比較しました。
| 証券会社 | こんな人におすすめ |
|---|---|
| SBI証券 | 迷ったらここ。総合力No.1 |
| 楽天証券 | 楽天ポイントを貯めている人 |
| マネックス証券 | dポイント派、米国株重視 |
| 松井証券 | サポート重視の初心者 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | auユーザー |
迷ったら、SBI証券か楽天証券を選べば間違いありません。
どちらも口座開設は無料なので、まずは開設して使ってみることをおすすめします。
よくある質問
はい、複数の証券会社で口座を開設できます。ただし、NISA口座は1人1口座(1つの金融機関)なので注意してください。一般口座や特定口座は複数持てます。
いいえ、ネット証券の口座開設・維持手数料は無料です。口座を開設しただけでは何も費用は発生しません。
機能面ではほぼ同等です。楽天ポイントを貯めているなら楽天証券、それ以外ならSBI証券がおすすめです。アプリの使いやすさでは楽天証券が評判です。
はい、年に1回変更可能です。ただし、その年にNISA口座で取引をしていると、翌年まで変更できません。変更手続きには数週間かかることもあります。
証券会社は顧客の資産を自社の資産と分けて管理することが法律で義務付けられています(分別管理)。万が一倒産しても、顧客の資産は保護されます。さらに、日本投資者保護基金により1,000万円まで補償されます。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。