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QQQとは|NASDAQ100連動の人気ETF、利回り・買い方・QQQMとの違いを解説
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QQQとは|NASDAQ100連動の人気ETF、利回り・買い方・QQQMとの違いを解説

2025-12-28
2025-12-28 更新

NASDAQ100連動ETF「QQQ」を徹底解説。1999年設定の老舗ETF、過去10年の年率リターン約19%。経費率・配当・QQQM比較・NISA対応を紹介。

NASDAQ100に連動する人気ETF「QQQ」。

1999年設定の老舗で、過去10年の年率リターンは約19%とS&P500を大きく上回る実績を持つ。その特徴と投資方法を解説する。

QQQの基本情報

項目 内容
正式名称 Invesco QQQ Trust Series 1
ティッカー QQQ
運用会社 インベスコ
設定日 1999年10月3日
投資対象 NASDAQ100指数
経費率 0.20%
純資産 約3,000億ドル超
読者
読者

QQQの名前の由来は何ですか?

西山(投資信託アナリスト)
西山(投資信託アナリスト)

元々は「Nasdaq-100 Index Tracking Stock」のティッカーシンボルとして「QQQ」が使われました。現在はETFの愛称として定着しています。

パフォーマンス

過去リターン

期間 QQQ S&P500(参考)
過去5年 約22.65% 約15%
過去10年(年率) 約19% 約13%
過去15年(年率) 約18% 約14%

長期にわたりS&P500を大幅に上回るパフォーマンスを記録。

株価推移

1999年の設定時から、2025年現在で600ドルを超える水準まで成長している。

構成銘柄

セクター構成

セクター 比率
情報技術 約60%
通信サービス 約15%
一般消費財 約15%
その他 約10%

VOOやVTIと比べて情報技術セクターの比率が約60%と非常に高い

上位銘柄

  • Apple
  • Microsoft
  • NVIDIA
  • Amazon
  • Alphabet(Google)
  • Meta
  • Tesla
  • Broadcom

「Magnificent 7」と呼ばれるテック巨人がQQQを牽引している。

配当

項目 内容
年間配当金 約2.82ドル(2024年9月まで1年間)
配当利回り 約0.55%
配当月 3月、6月、9月、12月(年4回)

QQQは配当よりも値上がり益(キャピタルゲイン)を重視するETF。

購入方法と価格

1株の価格

時期 株価(目安) 日本円(1ドル=155円)
2024年12月 約530ドル 約82,000円
2025年12月 約600ドル超 約93,000円超

1株あたりの価格が高いのがデメリット。

日本からの購入方法

方法 証券会社
海外ETF SBI証券、楽天証券、マネックス証券等
NISA(成長投資枠) 対応

QQQMとの比較

QQQには「廉価版」として「QQQM」がある。

項目 QQQ QQQM
経費率 0.20% 0.15%
株価 約600ドル 約200ドル
設定年 1999年 2020年
流動性 非常に高い やや低い
特徴 老舗、流動性 低コスト、少額投資
読者
読者

QQQとQQQM、どちらを選べばいいですか?

西山
西山

値動きは同じなので、長期投資やコスト重視ならQQQMがおすすめです。QQQは流動性が高く、歴史もあるので短期売買や安心感を重視する方に向いています。

東証上場のNASDAQ100 ETF

米国ETFの購入が難しい場合は、東証上場ETFという選択肢もある。

コード 名称 特徴
2568/2569 上場NASDAQ100米国株 円建て、約5,000円から
2631 MAXIS NASDAQ100 三菱UFJアセット
2840 iFreeETF NASDAQ100 大和アセット

少額から円建てで投資できるメリットがある。

リスクと注意点

注意点
  • テック偏重リスク:情報技術セクター約60%
  • 高いボラティリティ:上昇も下落も大きい
  • 為替リスク:円高で円換算リターン減少
  • 株価が高い:1株約9万円と購入ハードルが高い

まとめ

QQQは、NASDAQ100に連動する老舗ETFだ。

  • 1999年設定、25年以上の実績
  • 過去10年の年率リターン約19%
  • テクノロジーセクター約60%と偏重
  • 経費率0.20%、配当利回り約0.55%
  • 廉価版QQQMなら経費率0.15%、株価も安い
  • NISA(成長投資枠)で購入可能

テック株の成長に賭けたい投資家におすすめのETFだ。

よくある質問(記事のおさらい)

Q
Q1. QQQの経費率0.20%は高いですか?
A

ETFとしては中程度です。VOO(0.03%)と比べると高いですが、アクティブファンド(1%以上)と比べれば安いです。コストを重視するならQQQM(0.15%)という選択肢もあります。

Q
Q2. QQQはNISAで買えますか?
A

はい、成長投資枠で購入可能です。ただし、1株約9万円と高額なので、投資信託(ニッセイNASDAQ100など)の方が少額から積立しやすい場合もあります。

Q
Q3. QQQとVOOはどちらがおすすめですか?
A

リスク許容度によります。より高いリターンを狙いたいならQQQ、バランスを重視するならVOOがおすすめです。QQQはテック偏重のためボラティリティが高く、下落時も大きく下がる傾向があります。


※本記事は情報提供を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。