「楽天経済圏とSBI経済圏、結局どっちがお得なの?」——投資を始める人からよく聞かれる質問です。
結論から言うと、投資・資産形成を重視するならSBI経済圏、日常の買い物でポイントを貯めたいなら楽天経済圏がおすすめです。
この記事では、2025年最新の情報をもとに、両経済圏を徹底比較します。
経済圏とは
経済圏とは、同じグループのサービスをまとめて使うことで、ポイント還元や特典を最大化する仕組みです。
| 経済圏 | 中核サービス | 貯まるポイント |
|---|---|---|
| 楽天経済圏 | 楽天市場、楽天カード、楽天証券、楽天銀行、楽天モバイル | 楽天ポイント |
| SBI経済圏 | SBI証券、住信SBIネット銀行、三井住友カード | Vポイント |
総合比較表
まず、主要項目を比較します。
| 項目 | 楽天経済圏 | SBI経済圏 |
|---|---|---|
| クレカ積立還元率 | 0.5〜2.0% | 0.5〜3.0% |
| 投信保有ポイント | 一部銘柄のみ | ほぼ全銘柄対象 |
| 銀行金利 | 最大0.28% | 最大0.11% |
| ATM無料回数 | 最大7回/月 | 最大20回/月 |
| 買い物還元 | SPU最大16倍 | 対象店舗で最大7% |
| サービスの幅 | 非常に広い | 金融特化 |
クレカ積立の比較
新NISAでのクレカ積立は、SBI経済圏が優勢です。
SBI経済圏(三井住友カード)
| カード | 年会費 | 積立還元率 |
|---|---|---|
| 三井住友カード(NL) | 無料 | 0.5% |
| 三井住友カード ゴールド(NL) | 5,500円(条件達成で無料) | 1.0% |
| 三井住友カード プラチナプリファード | 33,000円 | 3.0% |
年間100万円以上のカード利用で、翌年以降の年会費が永年無料になります。積立投資は対象外ですが、日常の支払いで達成を目指しましょう。
楽天経済圏(楽天カード)
| カード | 年会費 | 積立還元率 |
|---|---|---|
| 楽天カード | 無料 | 0.5% |
| 楽天ゴールドカード | 2,200円 | 0.75% |
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | 1.0% |
| 楽天ブラックカード | 33,000円 | 2.0% |
楽天カード積立の還元率は2023年に大幅改悪されました。現在はSBI経済圏の方がクレカ積立ではお得です。ただし、楽天キャッシュ積立(0.5%還元)と併用すれば差は縮まります。
投信保有ポイントの比較
投資信託を保有しているだけでもらえる「投信保有ポイント」は、SBI経済圏が圧倒的に有利です。
SBI証券
- ほぼ全銘柄が対象
- 年率0.01〜0.2%程度のポイント付与
- 人気のeMAXIS Slimシリーズも対象
楽天証券
- 楽天・プラスシリーズの6銘柄のみが対象
- eMAXIS Slimシリーズは対象外
- 2023年の改悪で対象銘柄が大幅減少
eMAXIS Slimオルカンを積み立てるなら、SBI証券の方がお得ってことですか?
その通りです。eMAXIS Slim全世界株式をSBI証券で保有すると、年率0.0175%のポイントが付きます。1,000万円保有なら年間1,750円相当です。楽天証券では対象外なので0円です。
銀行サービスの比較
楽天銀行
- 楽天証券との「マネーブリッジ」で普通預金金利0.28%(300万円超は0.22%)
- ATM手数料:最大月7回無料
- 振込手数料:最大月3回無料
住信SBIネット銀行
- SBI証券との連携で普通預金金利0.11%
- ATM手数料:最大月20回無料
- 振込手数料:最大月20回無料
普通預金金利は楽天銀行が上ですが、ATM・振込手数料の無料回数は住信SBIネット銀行が多いです。どちらを重視するかで選びましょう。
日常の買い物での還元
日常の買い物では、楽天経済圏の方が使い勝手がいいです。
楽天経済圏
- 楽天市場でSPU(スーパーポイントアッププログラム)最大16倍
- 楽天ポイントはコンビニ、ドラッグストア、飲食店など使える場所が多い
- お買い物マラソン、楽天スーパーSALEでさらにポイントアップ
SBI経済圏
- セブン・ローソン・マクドナルドなど対象店舗で最大7%還元(スマホタッチ決済時)
- Vポイントは三井住友系列で使える
- 楽天経済圏ほどサービスの幅は広くない
2025年のトレンド
楽天経済圏の改悪傾向
- 2023年:クレカ積立還元率が最大1%→0.5〜1%に改悪
- 2024年:投信保有ポイントの対象銘柄が大幅縮小
- 2025年:ふるさと納税のポイント付与が廃止予定
SBI経済圏の強化
- 三井住友カードとの連携強化
- 投信保有ポイントの維持
- 住信SBIネット銀行のサービス拡充
楽天モバイルを契約していないと、SPU倍率が伸びにくくなっています。楽天経済圏をフル活用するなら、楽天モバイル契約も検討しましょう。
どちらを選ぶべき?
SBI経済圏がおすすめの人
- 投資・資産形成を最優先したい
- クレカ積立の還元率を最大化したい
- 投信保有ポイントをしっかり貯めたい
- 楽天モバイルを使っていない
楽天経済圏がおすすめの人
- 日常の買い物でポイントを貯めたい
- 楽天市場をよく使う
- 楽天モバイルを契約している
- サービスを一つのグループでまとめたい
併用という選択肢
実は、両方の経済圏を併用するのも賢い選択です。
- 投資・金融 → SBI経済圏(SBI証券、住信SBIネット銀行、三井住友カード)
- 日常の買い物 → 楽天経済圏(楽天市場、楽天カード)
両方のいいとこ取りができます。
併用の具体例
- メイン証券口座:SBI証券(クレカ積立、投信保有ポイント)
- 生活費決済:楽天カード(楽天市場でポイントアップ)
- 銀行口座:用途に応じて使い分け
「どちらか一方に絞る」必要はありません。投資はSBI、買い物は楽天と使い分けるのが2025年のベストプラクティスです。
まとめ
楽天経済圏とSBI経済圏の比較ポイントを整理します。
- クレカ積立:SBI経済圏が最大3%還元で有利
- 投信保有ポイント:SBI経済圏がほぼ全銘柄対象で有利
- 日常の買い物:楽天経済圏がSPU最大16倍で有利
- 銀行金利:楽天銀行が0.28%で有利
- 楽天経済圏は改悪傾向、SBI経済圏は強化傾向
- 併用も賢い選択肢
自分のライフスタイルに合った経済圏を選んで、効率的にポイントを貯めましょう。
よくある質問
投資・資産形成が主目的ならSBI経済圏がおすすめです。クレカ積立の還元率と投信保有ポイントで差がつきます。日常の買い物でポイントを貯めたいなら楽天経済圏も併用するといいでしょう。
必ずしも乗り換える必要はありません。楽天証券も使いやすいサービスです。ただし、新規でNISA口座を開設するなら、SBI証券の方がポイント面で有利です。すでに楽天証券でNISAを運用中なら、そのまま継続しても問題ありません。
ポイントが分散するため、管理が少し複雑になります。また、どちらかに集中した方がランクアップ特典を受けやすい場合もあります。ただし、それぞれの強みを活かせるメリットの方が大きいです。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。