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リスク許容度の診断方法|あなたに合った投資スタイルを見つける
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リスク許容度の診断方法|あなたに合った投資スタイルを見つける

2025-12-17
2025-12-17 更新

自分のリスク許容度を知っていますか?5つの質問で診断し、あなたに合った資産配分と投資スタイルを見つける方法を解説します。

「自分はどれくらいリスクを取れるんだろう?」

投資を始める前に、自分のリスク許容度を知ることが非常に重要です。リスク許容度に合わない投資をすると、暴落時にパニック売りしてしまう原因になります。

この記事では、リスク許容度の診断方法と、あなたに合った投資スタイルを解説します。

リスク許容度とは

定義

リスク許容度とは、投資でどれだけの損失に耐えられるかを表す度合いです。

リスク許容度 許容できる下落幅 株式比率の目安
保守型 -10〜20% 30〜50%
バランス型 -20〜30% 50〜70%
積極型 -30〜50% 70〜100%

なぜ重要か

リスク許容度を知るべき理由

リスク許容度を超えた投資をすると、暴落時に恐怖でパニック売りしてしまいます。暴落時に売ると、その後の回復で得られるはずだった利益を逃してしまいます。

リスク許容度を決める5つの要素

要素1:年齢

年齢 リスク許容度 理由
20〜30代 高い 回復を待つ時間がある
40〜50代 中程度 退職まで時間がある
60代以降 低い 回復を待てない

要素2:収入の安定性

収入タイプ リスク許容度
公務員・大企業正社員 高い
中小企業正社員 中程度
自営業・フリーランス 低め
無職・専業主婦 低い

要素3:投資期間

投資期間 リスク許容度
20年以上 高い
10〜20年 中程度
5〜10年 低め
5年未満 低い

要素4:性格・メンタル

西山(資産運用アドバイザー)
西山(資産運用アドバイザー)

性格やメンタルの強さも重要です。数字上はリスクを取れる状況でも、「夜眠れなくなる」「値動きが気になって仕事に集中できない」なら、リスクを下げるべきです。

要素5:資産額

資産額(投資可能額) リスク許容度
1,000万円以上 高い(分散可能)
300〜1,000万円 中程度
100〜300万円 低め
100万円未満 低い(まず貯蓄優先)

リスク許容度診断

5つの質問に答えてみよう

以下の質問に「はい」「いいえ」で答えてください。

Q1. 投資期間は10年以上を想定している

  • はい → +1点
  • いいえ → 0点

Q2. 現在の収入は安定している

  • はい → +1点
  • いいえ → 0点

Q3. 生活防衛資金(生活費6ヶ月分)を確保している

  • はい → +1点
  • いいえ → 0点

Q4. 資産が一時的に30%下落しても、売らずに持ち続けられる

  • はい → +1点
  • いいえ → 0点

Q5. 投資のことを毎日チェックしなくても平気

  • はい → +1点
  • いいえ → 0点

診断結果

合計点 タイプ おすすめの株式比率
0〜1点 保守型 30〜50%
2〜3点 バランス型 50〜70%
4〜5点 積極型 70〜100%

タイプ別のポートフォリオ例

保守型(株式30〜50%)

資産クラス 配分
全世界株式 40%
国内債券 40%
現金 20%

バランス型(株式50〜70%)

資産クラス 配分
全世界株式 60%
国内債券 25%
現金 15%

積極型(株式70〜100%)

資産クラス 配分
全世界株式 80%
国内債券 10%
現金 10%
読者
読者

若いから株式100%でも大丈夫ですか?

西山
西山

数字上は問題ありませんが、初めての投資なら70〜80%から始めることをおすすめします。暴落を一度経験してから、株式比率を上げても遅くありません。

リスク許容度と付き合う方法

ルール1:暴落前に決める

暴落が起きてから考えるのでは遅いです。平常時にリスク許容度を決めて、その配分を守りましょう。

ルール2:迷ったら保守的に

リスク許容度が分からない場合は、保守的な配分から始めるのがおすすめです。徐々に株式比率を上げていけます。

ルール3:定期的に見直す

ライフステージの変化(結婚、出産、転職など)に合わせて、リスク許容度も見直しましょう。

よくある質問

Q
Q1. リスク許容度は変わりますか?
A

変わります。年齢が上がると下がる傾向がありますし、資産が増えると上がることもあります。年に1回程度見直すのがおすすめです。

Q
Q2. 暴落を経験したらリスク許容度は上がる?
A

人によります。暴落を乗り越えて「意外と大丈夫だった」と思う人もいれば、「二度と経験したくない」と思う人もいます。

Q
Q3. 夫婦でリスク許容度が違う場合は?
A

夫婦それぞれの口座で、それぞれのリスク許容度に合った運用をするのがおすすめです。お互いの投資方針を尊重しましょう。

まとめ

リスク許容度の診断方法をまとめます。

  • リスク許容度はどれだけの損失に耐えられるか
  • 年齢、収入、投資期間、性格、資産額で決まる
  • 保守型は株式30〜50%、バランス型は50〜70%、積極型は70〜100%
  • 暴落前に決めておくことが重要
  • 迷ったら保守的に
  • 定期的に見直す

自分のリスク許容度を知って、長く続けられる投資を始めましょう。

※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。

Tags

リスク許容度 資産配分 診断 投資スタイル ポートフォリオ
西山 この記事の筆者

西山

INVESTORS NEWS

銀行の資産運用部門を経て独立。投資信託・積立投資が専門。

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