「SBI証券と楽天証券、どっちで口座を開けばいいの?」
「両方とも人気だけど、何が違うの?」
新NISAを始めるにあたり、証券会社選びは最初の大きな決断です。特にSBI証券と楽天証券は、ネット証券の2強として多くの投資家に選ばれています。
この記事では、両社を10項目で徹底比較し、あなたに合った証券会社の選び方を解説します。
SBI証券と楽天証券の基本情報
まずは両社の基本スペックを確認しましょう。
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 口座数 | 約1,400万 | 約1,300万 |
| NISA口座数 | 約536万 | 約653万 |
| 国内株手数料 | 無料 | 無料 |
| 投資信託本数 | 約2,600本 | 約2,500本 |
| つみたて投資枠銘柄数 | 271本 | 254本 |
口座数はSBIが多いのに、NISA口座は楽天が多いんですね。
そうなんです。楽天経済圏のユーザーがNISAを始めるケースが多いようですね。どちらも十分な規模なので、安心して使えます。
手数料の比較
国内株式
新NISA口座での国内株式売買手数料は、両社とも無料です。
通常口座でも、SBI証券は「ゼロ革命」、楽天証券は「ゼロコース」で、国内株式の売買手数料が無料になっています。
投資信託
投資信託の購入手数料は、両社とも全銘柄無料です。
米国株式
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 売買手数料 | 約定代金の0.495% | 約定代金の0.495% |
| 上限 | 22ドル | 22ドル |
| 為替手数料 | 0銭(リアルタイム) | 0銭 |
米国株の取引コストも、ほぼ同等です。
楽天証券の「かぶミニ」(単元未満株)のリアルタイム取引には、0.22%のスプレッドが発生します。頻繁に少額取引をする場合は注意が必要です。
クレカ積立の比較
クレジットカードで投資信託を積み立てると、ポイントが貯まります。これが「クレカ積立」の魅力です。
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 対応カード | 三井住友カード | 楽天カード |
| 月額上限 | 10万円 | 10万円 |
| 追加決済 | なし | 楽天キャッシュ5万円 |
| 合計上限 | 月10万円 | 月15万円 |
SBI証券のポイント還元率
SBI証券では、三井住友カードの種類と年間利用額によって還元率が変わります。
| カード種類 | 年会費 | 還元率 |
|---|---|---|
| 一般カード | 無料 | 最大0.5% |
| ゴールドカード | 5,500円※ | 最大1.0% |
| プラチナプリファード | 33,000円 | 最大3.0% |
※年間100万円利用で翌年以降無料
楽天証券のポイント還元率
楽天証券は、カードランクと投資信託の種類で還元率が決まります。
| カード種類 | 代行手数料0.4%未満 | 代行手数料0.4%以上 |
|---|---|---|
| 一般カード | 0.5% | 1.0% |
| ゴールドカード | 0.75% | 1.0% |
| プレミアムカード | 1.0% | 1.0% |
- 年会費をかけたくない → 両社同等(0.5%)
- 還元率を最大化したい → SBI証券(プラチナプリファードで3%)
- 月10万円以上積み立てたい → 楽天証券(月15万円まで可能)
投信保有ポイントの比較
投資信託を保有しているだけでポイントがもらえる制度です。
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 制度名 | 投信マイレージ | 投信残高ポイントプログラム |
| 対象銘柄 | ほぼ全銘柄 | 6銘柄のみ |
| オルカン付与率 | 年0.0175% | 年0.0175% |
| S&P500付与率 | 年0.022%〜0.0326% | 年0.028% |
楽天証券は6銘柄しか対象じゃないんですか?
はい、楽天証券は「楽天プラスシリーズ」という自社グループのファンドのみが対象です。eMAXIS Slimのオルカンを買っても、楽天証券ではポイントが付きません。これは大きな差ですね。
投信保有ポイントを重視するなら、SBI証券が圧倒的に有利です。
ポイント投資の比較
貯まったポイントを使って投資ができる「ポイント投資」。対応範囲が異なります。
| 投資先 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 投資信託 | ○ | ○ |
| 国内株式 | ○ | ○ |
| 米国株式 | × | ○ |
- SBI証券:Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイントから選択
- 楽天証券:楽天ポイント(期間限定ポイントは投資に使用不可)
銀行連携の比較
証券口座と銀行口座を連携させると、金利アップや資金移動がスムーズになります。
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 連携銀行 | 住信SBIネット銀行 / SBI新生銀行 | 楽天銀行 |
| 普通預金金利 | 最大0.21%〜0.40% | 最大0.28% |
| 自動入出金 | ○ | ○(マネーブリッジ) |
SBI証券はSBI新生銀行との連携で年0.40%と、業界最高水準の金利が適用されます。
使いやすさの比較
SBI証券
- 機能が豊富で、上級者向けの印象
- 国内株と米国株でアプリが分かれている
- IPO取扱銘柄数が業界最多
- 外国株の取扱国数が多い(9カ国)
楽天証券
- 初心者に優しい直感的なUI
- 国内株・米国株を1つのアプリで管理可能
- 「iSPEED」アプリの評価が高い
- 2025年オリコン顧客満足度「取引のしやすさ」1位
初心者には楽天証券の方が使いやすそうですね。
おっしゃる通りです。ただ、慣れてくるとSBI証券の機能の豊富さが魅力的に感じることもあります。どちらも無料なので、両方開設して試してみるのもアリですよ。
両社のデメリット
どちらの証券会社にもデメリットがあります。
SBI証券のデメリット
- アプリが分かれていて管理が煩雑
- Olive連携など、ポイント最大化には設定が複雑
- 取扱商品が多く、初心者は迷いやすい
- デモ口座がない
楽天証券のデメリット
- 投信保有ポイントの対象が6銘柄のみ
- NISA口座でIPO銘柄が購入できない
- 札証・福証の単独上場銘柄を取り扱っていない
- 期間限定ポイントは投資に使えない
どっちを選ぶべき?
SBI証券がおすすめな人
- Vポイント、Pontaポイント、dポイントを貯めている
- 投信保有ポイントを最大化したい
- IPO投資に興味がある
- 外国株を幅広く取引したい
- クレカ積立で高還元率を狙いたい
楽天証券がおすすめな人
- 楽天経済圏をよく使っている
- 楽天ポイントを投資に回したい
- 月10万円以上クレカ積立したい
- 初心者で使いやすさを重視したい
- 米国株もポイント投資したい
両方開設するのもアリ
実は、両方の口座を開設するという選択肢もあります。
- NISA口座:メインで使う方に開設(1人1口座のみ)
- 特定口座:サブとしてもう一方を活用
- ポイント投資は両方で実施
口座開設・維持は無料なので、両方試してから決めても遅くありません。
よくある質問
できません。NISA口座は1人1口座のみです。ただし、年に1回(10月〜翌年9月)金融機関を変更することは可能です。
可能です。ただし、変更前のNISA口座で保有している商品は、そのまま非課税で保有し続けられますが、新しい証券会社に移管することはできません。
年会費無料のカードなら両社とも0.5%で同等です。年会費を払って還元率を上げたい場合は、SBI証券(三井住友カード プラチナプリファード)で最大3%が狙えます。
使いやすさを重視するなら楽天証券、ポイント還元を重視するならSBI証券がおすすめです。楽天経済圏のユーザーなら、楽天証券一択といえます。
まとめ
SBI証券と楽天証券は、どちらも優れたネット証券です。決定的な差は「投信保有ポイント」と「使いやすさ」にあります。
- 手数料:両社ほぼ同等(新NISAは無料)
- クレカ積立:楽天証券が月15万円まで可能で有利
- 投信保有ポイント:SBI証券がほぼ全銘柄対象で有利
- 使いやすさ:楽天証券が初心者向け
- 楽天経済圏なら楽天証券、ポイント最大化ならSBI証券
- 迷ったら両方開設して試すのもアリ
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。