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投資信託の売り時|いつ売るべき?判断基準を解説
投資信託 投資戦略

投資信託の売り時|いつ売るべき?判断基準を解説

2026-01-04
2026-01-04 更新

投資信託はいつ売るべき?売り時の判断基準、売ってはいけないタイミング、取り崩し方法を解説。出口戦略を考えておきましょう。

「投資信託っていつ売ればいいの?」「利益が出たら売るべき?」

積立投資を続けていると、いつか「売り時」を考える時が来ます。

この記事では、投資信託の売り時と判断基準を解説します。

基本的な考え方

長期保有が原則

投資信託は長期保有が基本です。頻繁な売買はコストがかかり、リターンを下げます。

売らない方がいい場面:

  • 短期的に値下がりした時
  • 「もっと上がるかも」と欲が出た時
  • 相場が不安定な時
読者
読者

じゃあ、いつ売ればいいんですか?

西山(資産運用アドバイザー)
西山(資産運用アドバイザー)

「お金が必要になった時」または「目標に達した時」です。それ以外は基本的に売る必要はありません。

売り時の判断基準

基準1:お金が必要になった時

最もシンプルな売り時は、実際にお金が必要になった時です。

例:

  • 住宅購入の頭金が必要
  • 子供の大学入学金が必要
  • 老後の生活費として使う
  • 大きな医療費が必要

基準2:目標金額に達した時

投資を始めた時に設定した目標に達したら、売却を検討しましょう。

例:

  • 目標「老後資金2,000万円」→ 達成したら一部売却
  • 目標「5年後に300万円」→ 達成したら売却
ポイント

目標達成後も全額売る必要はありません。必要な分だけ売却し、残りは運用を続けるのも選択肢です。

基準3:リスク許容度が変わった時

ライフステージの変化で、リスクを取れなくなった場合は売却・乗り換えを検討します。

例:

  • 定年退職で収入がなくなった
  • 子供が生まれて守るべきものが増えた
  • 大病をして働けなくなった

この場合は、株式を売却して債券や預金に移すことを検討しましょう。

基準4:投資方針を変更する時

投資対象を変更する場合は、現在のファンドを売却します。

例:

  • アクティブファンドからインデックスファンドに乗り換え
  • 信託報酬の高いファンドから低いファンドに変更

ただし、売却時の税金を考慮してください。

売ってはいけないタイミング

NG1:短期的な値下がり時

相場が下がった時に慌てて売るのは最悪です。

理由:

  • 安値で売ることになる
  • 回復時の上昇を逃す
  • 損失が確定してしまう

暴落時の対処法も参考にしてください。

NG2:利益が出たからという理由

「10%利益が出たから売ろう」は間違いです。

長期投資では、利益が出ても複利効果で資産を増やし続ける方が有利です。

読者
読者

でも利益があるうちに確定した方が安心では?

西山
西山

気持ちは分かりますが、利確のたびに税金がかかります。長期保有して最後に売却する方が、税金の繰り延べ効果で有利です。

NG3:相場予測に基づく売買

「そろそろ下がりそう」という予測で売るのはNGです。

理由:

  • 相場予測は専門家でも当たらない
  • タイミング投資は失敗しやすい
  • 機会損失が発生する

NG4:ニュースやSNSに影響された時

「暴落が来る」「今すぐ売れ」といった情報に振り回されないでください。

冷静な判断ができない時は、何もしないのが正解です。

出口戦略の考え方

一括売却

まとまったお金が必要な時に、一度に売却する方法です。

向いている場面:

  • 住宅購入の頭金
  • 大きな一時費用

注意点:タイミングによっては損をする可能性がある

定額取り崩し

毎月一定額を売却して生活費に充てる方法です。

向いている場面:

  • 老後の生活費
  • セミリタイア後の収入源

例:3,000万円の資産から毎月10万円ずつ取り崩し

定率取り崩し(4%ルール)

資産の一定割合(4%程度)を毎年取り崩す方法です。

4%ルールとは:

  • 毎年資産の4%を取り崩す
  • 残りは運用を続ける
  • 理論上、30年以上資産が持続

例:3,000万円 × 4% = 年間120万円(月10万円)を取り崩し

参考

4%ルールは米国の研究に基づくものです。日本の税制や経済状況を考慮すると、3〜3.5%程度が保守的な目安です。

売却時の税金

NISA口座なら非課税

NISA口座で購入した投資信託は、利益が出ても非課税です。

特定口座なら約20%

特定口座(課税口座)で利益が出た場合、約20.315%の税金がかかります。

例:100万円の利益 → 約20万円が税金

損失が出た場合

損失が出た場合は、損益通算・繰越控除で税金を取り戻せる可能性があります。

売却の手順

手順 投資信託の売却手順
1
証券口座にログイン

SBI証券や楽天証券など、お使いの証券会社のサイトにログインします。

2
保有ファンドを選択

「保有銘柄」または「ポートフォリオ」から売却したいファンドを選択します。

3
売却を選択

「売却」または「解約」ボタンをクリックします。

4
売却数量を入力

全部売却か、一部売却かを選び、口数または金額を入力します。

5
内容確認・注文

内容を確認し、注文を確定します。売却価格は注文日の翌営業日以降の基準価額になります。

まとめ

投資信託の売り時について解説しました。

売るべきタイミング:

  • お金が必要になった時
  • 目標金額に達した時
  • リスク許容度が変わった時

売ってはいけないタイミング:

  • 短期的な値下がり時
  • 利益が出たからという理由
  • 相場予測に基づく判断

長期投資では「売らないこと」が基本です。出口戦略を考えつつ、必要な時まで保有を続けましょう。

よくある質問

Q
Q1. 利益が出たら売るべきですか?
A

利益が出ただけでは売る必要はありません。お金が必要になった時や目標に達した時に売却しましょう。途中で売ると複利効果が途切れます。

Q
Q2. 老後に向けていつから売り始めればいいですか?
A

老後の生活費として使う場合は、退職後から毎月少しずつ取り崩すのが一般的です。退職の数年前から債券比率を増やすなど、リスクを下げておくと安心です。

Q
Q3. 損切りはした方がいいですか?
A

長期投資なら基本的に損切りは不要です。一時的な下落は回復する可能性が高いので、慌てて売らずに保有を続けましょう。

Q
Q4. 売却するとすぐにお金が入りますか?
A

投資信託の売却代金は、注文から3〜5営業日後に口座に入金されます。株式のようにリアルタイムでは売れません。