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ギリシャ・アテネ不動産投資ガイド|ゴールデンビザと利回りの魅力【2026年版】
ヨーロッパ 市場分析

ギリシャ・アテネ不動産投資ガイド|ゴールデンビザと利回りの魅力【2026年版】

2026-01-01
2026-01-01 更新

ギリシャ・アテネ不動産投資を2026年最新データで解説。ゴールデンビザ€800,000、アテネ平均€2,580/㎡、利回り4-8%の投資環境を紹介。

「ギリシャでゴールデンビザが取れるって聞いたけど、最低€800,000もするの?」

——2024年9月の規制強化で、アテネでゴールデンビザを取得するには€800,000が必要になりました。これを聞いて「もう無理」と諦める人も多いでしょう。

でも、ちょっと待ってください。€400,000で取れるエリアもあれば、€250,000の特例も残っています。そして何より、ゴールデンビザ抜きでも、アテネは投資先として非常に魅力的です。

パリの4分の1の価格で、利回りは4〜8%。価格上昇率は年7.6%。この記事では、ギリシャ・アテネ不動産投資の最新事情を詳しく解説します。

ギリシャ不動産市場の現状

2025年のアテネ不動産市場は、力強い成長を続けています。平均価格は€2,580/㎡(約42万円)で、前年比+7.6%の上昇。取引の約40%を外国人投資家が占めており、国際的な注目度の高さがうかがえます。

主要エリアの価格と利回り

エリア 平均価格(€/㎡) 利回り 特徴
アテネ中心部 €2,580 5.6〜5.8% 安定需要、観光・短期賃貸
コロナキ(高級地区) €4,000〜5,900 3.3〜4.4% 高級住宅、外交官需要
アテネ・リビエラ €4,000〜5,000 4〜5% 海沿い、富裕層向け
パティシオン周辺 €2,000 7.8% 再開発エリア、高利回り
テッサロニキ €2,625 5.2% 第2の都市、学生需要

パリ(€10,000+/㎡)やベルリン(€5,500〜7,000/㎡)と比べると、アテネは大幅に割安。ヨーロッパの首都の中では、最もお買い得な部類に入ります。

読者
読者

価格が安いのは魅力的ですが、それって何か理由があるんですか?リスクが高いとか?

鈴木(国際税務スペシャリスト)
鈴木(国際税務スペシャリスト)

かつてのギリシャ債務危機(2010年代)のイメージが残っているのは事実です。でも2025年現在、ギリシャ経済はEU平均を上回る成長率を記録しており、不動産市場も健全。むしろ「まだ割安なうちに買える」というのが正しい見方だと思います。

ゴールデンビザの最新ルール(2024年9月改定)

ギリシャのゴールデンビザは、不動産投資で5年間の居住権が得られる人気の制度です。ただし、2024年9月の規制強化で、投資額のハードルが大幅に上がりました。

3ゾーン制の投資額

ゾーン 投資額 対象エリア
ゾーンA €800,000 アテネ全域、テッサロニキ、ミコノス島、サントリーニ島、人口3,100人以上の島
ゾーンB €400,000 上記以外のギリシャ本土・島嶼部
ゾーンC €250,000 歴史的建造物の修復、商業施設から住宅への転換

ゾーンAでは、1物件で120㎡以上・€800,000以上という条件があります。2物件を合計して€800,000にする、といった方法は認められていません。

€250,000の特例ルート

歴史的建造物の修復や、商業施設を住宅に転換するプロジェクトなら、€250,000からゴールデンビザ取得が可能です。ただし、物件選びの難易度は高く、実際に活用できる人は限られます。専門のエージェントに相談することをおすすめします。

読者
読者

€800,000って高すぎませんか?他の国と比べてどうなんでしょう?

鈴木
鈴木

ポルトガルは住宅投資でのビザ取得が終了、スペインも2025年に廃止しました。EU圏でゴールデンビザが取れる選択肢自体が減っている中、ギリシャは「まだ取れる」貴重な国なんです。€400,000のゾーンBなら、クレタ島やロードス島など魅力的なエリアも含まれています。

ゴールデンビザ投資の現状

2025年のゴールデンビザ関連投資は、前年比24%減少しました。閾値引き上げの影響が顕著です。ただし、申請件数自体は依然として多く、2024年には9,289件の申請に対して処理されたのは1,617件。約50,000件のバックログがあり、処理に4〜12ヶ月かかるのが現状です。

2026年の制度改正

2026年1月から、ギリシャ政府はゴールデンビザ制度の効率化を予定しています。バックログ解消、更新手続きの迅速化、家族再統合の簡素化などが計画されていますが、市民権取得までの期間(7年)は変更されない見込みです。

賃貸利回りの実態

ギリシャの賃貸利回りは、ヨーロッパの中でも高い部類に入ります。

読者
読者

利回り4〜8%というのは、どのくらい現実的な数字ですか?

鈴木
鈴木

立地と物件タイプによります。アテネ中心部の80㎡のアパートなら月額€892程度の家賃で利回り5.6〜5.8%。パティシオン周辺の再開発エリアなら7.8%も狙えます。一方、コロナキのような高級地区は物件価格が高いため、利回りは3〜4%台にとどまります。

短期賃貸 vs 長期賃貸

観光大国ギリシャでは、Airbnbなどの短期賃貸も人気です。特にアテネ中心部やサントリーニ島では、短期賃貸の方が高い収益が期待できます。

ただし、EU全体で短期賃貸規制が強化される傾向にあり、将来的なルール変更リスクは考慮すべきです。長期賃貸は利回りが下がりますが、安定性では優れています。

税金を忘れずに

ギリシャの賃貸所得税は15%〜44%の累進課税です。非居住者の場合、年間€12,000までは15%、それ以上は段階的に上がります。日本との租税条約により二重課税は回避できますが、税引き後の実質利回りで判断することが重要です。

購入コストと税金

ギリシャでの不動産購入にかかるコストは、ヨーロッパの中では標準的な水準です。

項目 税率・費用
不動産取得税 3.09%
公証人費用 0.8〜1.5%
弁護士費用 1〜2%
登記費用 0.5%
合計 約6〜8%

フランス(7〜9%)やポルトガル(6〜12%)と同程度。高くもなく安くもなく、といったところです。

保有時・売却時の税金

  • 固定資産税(ENFIA):物件価値の0.1〜1.15%/年
  • 賃貸所得税:15〜44%(累進課税)
  • キャピタルゲイン税:15%(ただし、5年以上保有で様々な控除あり)

ギリシャ投資のメリット・デメリット

メリット
  • EU圏でゴールデンビザが取れる数少ない国
  • アテネは€2,580/㎡とパリの1/4の価格
  • 利回り4〜8%(ヨーロッパでは高水準)
  • 価格上昇率年7.6%(キャピタルゲイン期待)
  • 外国人の購入制限なし
  • 温暖な気候、観光需要の安定
デメリット
  • ゴールデンビザ閾値が€800,000に上昇(アテネ)
  • 1物件120㎡以上の条件あり
  • 申請処理に4〜12ヶ月
  • 賃貸所得税が最大44%
  • 経済・政治リスク(過去の債務危機)
  • ギリシャ語の書類・手続き
読者
読者

結局、どんな人にギリシャ投資は向いているんでしょうか?

鈴木
鈴木

3つのタイプに分けられます。①€800,000以上の予算があり、EU居住権が欲しい人、②ゾーンBで€400,000投資し、リゾート物件を楽しみながらビザも取りたい人、③ゴールデンビザは不要で、純粋にアテネの割安な不動産に投資したい人。特に③のタイプには、閾値引き上げで競争が減った今がチャンスかもしれません。

よくある質問

Q
Q1. ギリシャのゴールデンビザを取得するには最低いくら必要ですか?
A

2024年9月以降、アテネやテッサロニキでは€800,000(1物件120㎡以上)が必要です。ゾーンBの地方・島嶼部では€400,000、歴史的建造物の転換なら€250,000で取得可能です。

Q
Q2. アテネの不動産価格はいくらですか?
A

2025年現在、アテネ中心部の平均は約€2,580/㎡(約42万円)。高級地区のコロナキは€4,000〜5,900/㎡、海沿いのリビエラは€4,000〜5,000/㎡です。

Q
Q3. ギリシャ不動産の賃貸利回りはどのくらいですか?
A

エリアによって4〜8%。アテネ中心部で5.6〜5.8%、再開発エリアのパティシオン周辺で7.8%、高級地区のコロナキで3〜4%程度です。

Q
Q4. ゴールデンビザの申請にはどのくらい時間がかかりますか?
A

現在、約50,000件のバックログがあり、処理には4〜12ヶ月かかります。2026年の制度改正で効率化が予定されていますが、余裕を持ったスケジュールで申請すべきです。

Q
Q5. ギリシャ以外でゴールデンビザが取れるEU国はありますか?
A

ポルトガルは2023年に住宅投資オプションを終了、スペインも2025年に廃止しました。現在、不動産投資でEU居住権が取れる主要国はギリシャが実質的に最後の選択肢です。マルタやキプロスにも制度はありますが、投資額はさらに高額です。

まとめ

ギリシャ・アテネは、ゴールデンビザ閾値引き上げ後も魅力的な投資先です。

  • ゴールデンビザ:アテネ€800,000、地方€400,000、特例€250,000
  • アテネ平均価格:€2,580/㎡(パリの約1/4)
  • 賃貸利回り:4〜8%(ヨーロッパでは高水準)
  • 価格上昇率:年7.6%(2025年)
  • 外国人購入制限なし
  • 購入コスト約6〜8%

EU居住権を狙うなら、ゾーンBの€400,000エリアも検討すべきです。純粋な投資として見れば、アテネは「まだ割安なヨーロッパの首都」として、十分な魅力があります。


※本記事は情報提供を目的としており、特定の不動産物件の購入を推奨するものではありません。
ギリシャ不動産投資には税金・法規制があります。投資前に必ず現地の弁護士・税理士に相談してください。