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ニース・コートダジュール不動産投資|短期賃貸で稼ぐ南仏リゾート【2025年版】
ヨーロッパ 市場分析

ニース・コートダジュール不動産投資|短期賃貸で稼ぐ南仏リゾート【2025年版】

2025-12-31
2026-01-01 更新

ニース・コートダジュール不動産投資を2025年データで解説。平均€5,032/㎡、短期賃貸稼働率79%、エリア別価格を紹介。

南仏コートダジュール(フレンチ・リビエラ)は、世界中の富裕層が集まるリゾート地だ。ニースを中心に、カンヌ、モナコ近郊まで続く地中海沿岸は、短期賃貸の稼働率79%という高い数字を誇る。

「自分で使いながら、使わない期間は貸す」——このハイブリッド運用が可能なのがコートダジュールの魅力だ。

コートダジュール市場の特徴

2023〜2024年の調整期においても、コートダジュールは他地域より堅調だった。2025年に入り、ニースのマンション価格は前年比+5.1%、一戸建ては+6.9%と、フランス国内でもトップクラスの上昇率を記録している。

ニースの平均価格は€5,032/㎡(約82万円)。パリ(€9,530/㎡)の約半額だが、高級エリアは€10,000〜15,000/㎡とパリ並みの価格帯になる。

ニースのエリア別価格

エリア 価格帯(€/㎡) 特徴
カレ・ドール €10,000〜15,000 最高級、プロムナード沿い
モン・ボロン €9,000〜13,000 丘の上、絶景
ポール・ド・ニース €8,000〜12,000 港周辺、トラム開通で人気上昇
シミエ €7,000〜9,000 閑静、マティス美術館
リキエ €5,000〜7,000 アップカミング、投資向き

投資目的なら、リキエやサン・ロック(€5,000〜7,000/㎡)が狙い目。トラム沿線で価値上昇中、かつ購入価格を抑えられる。

短期賃貸のポテンシャル

コートダジュールの最大の魅力は短期賃貸だ。

ニースの短期賃貸物件は年間稼働率79%を記録。5〜9月のハイシーズンはほぼ満室で、単価も上がる。年間を通じて観光客が訪れるため、オフシーズンでも一定の需要がある。

収益シミュレーション(リキエの1BR、€250,000)

期間 単価 稼働日数 収入
ハイシーズン(5〜9月) €120/泊 120日 €14,400
ローシーズン(10〜4月) €80/泊 80日 €6,400
年間収入 200日 €20,800

管理費・清掃・プラットフォーム手数料などを引くと、税引前純収益は約€14,000〜15,000。表面利回り8%、実質5〜6%が期待できる。

短期賃貸の規制

ニースでは短期賃貸の登録が必要。主たる住居の場合は年間120日まで。投資物件として通年運用するには、用途変更許可が必要なケースもある。パリほど厳しくはないが、規制は年々強化傾向だ。

他の都市との比較

コートダジュールにはニース以外にも魅力的なエリアがある。

都市 価格帯(€/㎡) 特徴
カンヌ €6,000〜12,000 映画祭、超高級
アンティーブ €5,000〜9,000 ヨットハーバー、ファミリー
マントン €4,500〜7,000 イタリア国境、穏やか
ヴィルフランシュ €7,000〜12,000 モナコ近郊、高級

カンヌは映画祭期間中の単価が非常に高いが、通年での稼働率はニースが上回る。投資効率を考えるとニースが有利だ。

読者
読者

モナコには投資できますか?

田中(海外不動産アドバイザー)
田中(海外不動産アドバイザー)

モナコは世界で最も高価な不動産市場で、€50,000〜100,000/㎡以上。1BRでも€2〜3百万ユーロが普通です。現実的には「モナコ近郊」のヴィルフランシュやボーリューを検討する方が賢明でしょう。

購入コストの優位性

コートダジュールの購入コストは、実はパリより有利だ。

ニースのあるアルプ=マリティーム県は、2025年4月のDMTO引き上げを見送った17県のひとつ。登記税は4.5%のままで、購入コストは約7〜8%とパリ(8〜9%)より低い。

€400,000の物件で比較すると、パリより€4,000〜8,000安く購入できる計算になる。

投資判断

メリット
  • 世界的リゾートのブランド力
  • 短期賃貸稼働率79%
  • 価格上昇傾向(+5〜7%/年)
  • 購入コスト7〜8%(パリより低い)
  • 自己使用+賃貸のハイブリッド可能
デメリット
  • 高級エリアは価格が高い
  • 季節変動(ローシーズンの空室)
  • 短期賃貸の管理負担
  • 規制強化のリスク

コートダジュールは「投資」と「ライフスタイル」の両立を求める人に最適だ。年に数回は自分で南仏を楽しみ、残りの期間は短期賃貸で収益化する。そんな使い方ができる物件は、世界でもそう多くない。

まとめ

この記事のポイント
  • ニース平均€5,032/㎡、パリの約半額
  • 短期賃貸稼働率79%、利回り5〜6%可能
  • リキエ、サン・ロックなど€5,000〜7,000/㎡が投資向き
  • 購入コスト7〜8%(DMTO据え置き)
  • 自己使用+短期賃貸のハイブリッド運用が人気
  • 規制は年々強化傾向、事前確認必須

よくある質問

Q
コートダジュールで短期賃貸の利回りはどのくらいですか?
A

表面利回り8%、実質5〜6%が期待できます。ニースの短期賃貸物件は年間稼働率79%を記録。例えばリキエの1BR(€250,000)なら、ハイシーズン€120/泊×120日、ローシーズン€80/泊×80日で年間収入€20,800。経費控除後の税引前純収益は€14,000〜15,000程度です。

Q
投資目的ならニースのどのエリアがおすすめですか?
A

リキエやサン・ロック(€5,000〜7,000/㎡)が投資向きです。トラム沿線で価値上昇中、かつ購入価格を抑えられます。カレ・ドール(€10,000〜15,000/㎡)やモン・ボロン(€9,000〜13,000/㎡)は高級エリアで資産価値は高いですが、利回りは低めです。

Q
ニースとパリ、購入コストはどちらが安いですか?
A

ニースが安いです。ニースのあるアルプ=マリティーム県は2025年4月のDMTO引き上げを見送った17県のひとつ。登記税は4.5%のままで、購入コストは約7〜8%。パリ(8〜9%)より€400,000の物件で€4,000〜8,000安く購入できます。

Q
モナコには投資できますか?
A

技術的には可能ですが、現実的ではありません。モナコは世界で最も高価な不動産市場で、€50,000〜100,000/㎡以上。1BRでも€2〜3百万ユーロが普通です。「モナコ近郊」のヴィルフランシュ(€7,000〜12,000/㎡)やボーリュー(€8,000〜11,000/㎡)を検討する方が賢明です。


※本記事は情報提供を目的としており、特定の不動産物件の購入を推奨するものではありません。
コートダジュール不動産投資には税金・法規制があります。投資前に必ず現地のノテール・税理士に相談してください。

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フランス ニース コートダジュール 短期賃貸 リゾート投資
田中 この記事の筆者

田中

WORLD PROPERTY

大手不動産会社で10年勤務後、海外不動産投資のコンサルタントとして独立。東南アジアを中心に50件以上の投資サポート実績。

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