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海外不動産ローン完全ガイド|日本人が使える融資と金利比較
投資戦略

海外不動産ローン完全ガイド|日本人が使える融資と金利比較

2026-01-06
2026-01-06 更新

海外不動産を購入する際、ローンは使えるのか?日本の金融機関、現地の金融機関、それぞれの選択肢と条件、金利を比較解説します。

「海外不動産もローンで買えるの?」

——国内不動産投資ではローンを活用するのが一般的ですが、海外不動産の場合はどうでしょうか。結論から言えば、選択肢は限られるものの、ローンを使う方法はあります

この記事では、海外不動産購入に使えるローンの種類と条件を解説します。

海外不動産ローンの選択肢

3つの選択肢

海外不動産を購入する際のローンには、主に3つの選択肢があります。

選択肢 特徴 難易度
日本の金融機関 審査が通りやすい ★★★☆☆
現地の金融機関 金利が高いことが多い ★★★★☆
日本の不動産を担保 柔軟に資金調達 ★★☆☆☆
読者
読者

日本の銀行で海外不動産のローンを借りられるんですか?

田中(専門家)
田中(専門家)

一部の金融機関では可能です。ただし、取り扱いのある金融機関は限られており、条件も厳しめです。詳しく見ていきましょう。

日本の金融機関を利用する

取り扱いのある金融機関

海外不動産ローンを取り扱う主な金融機関:

  • 一部の地方銀行
  • ノンバンク系の金融機関
  • 一部の信用金庫
取り扱いは限定的

大手都市銀行(メガバンク)は、基本的に海外不動産向けローンを取り扱っていません。また、取り扱いのある金融機関でも、対象国が限定されていることが多いです。

融資条件の目安

項目 条件目安
融資比率 50〜70%
金利 2〜5%程度
期間 10〜25年
対象国 米国、英国、東南アジアなど
担保 日本国内の不動産が必要な場合あり

審査のポイント

重視される項目:

  • 年収・資産背景
  • 日本国内の不動産所有状況
  • 海外不動産投資の経験
  • 購入物件の収益性
読者
読者

初めての海外投資でも借りられますか?

田中
田中

正直、初めての方には厳しい場合が多いです。日本国内での不動産投資経験や、一定以上の資産背景があると審査に通りやすくなります。

現地の金融機関を利用する

国別の状況

現地の金融機関から借りる場合、国によって状況が大きく異なります。

外国人への融資 金利目安 備考
タイ 困難 外国人への融資はほぼ不可
マレーシア 可能 4〜6% 一部銀行で外国人可
フィリピン 困難 外国人への融資は限定的
米国 可能 6〜8% 外国人向けプログラムあり
オーストラリア 困難 規制強化で外国人への融資は減少

マレーシアの場合

マレーシアは比較的、外国人への融資に積極的な国です。

条件目安:

  • 融資比率:最大70%程度
  • 金利:4〜6%(変動)
  • 期間:最大30年
  • 必要書類:パスポート、収入証明、納税証明など
読者
読者

マレーシアは借りやすいんですね。

田中
田中

はい。ただし、審査に時間がかかる(2〜3ヶ月)ことや、書類の準備が大変という点は覚悟しておいてください。また、金利は日本より高めです。

米国の場合

米国は外国人向けの融資プログラムが存在します。

条件目安:

  • 融資比率:60〜70%程度
  • 金利:6〜8%(外国人向けプログラム)
  • 期間:15〜30年
  • 頭金:30〜40%必要
米国の融資

米国では「Foreign National Loan」や「DSCR Loan(物件の収益性で審査)」など、外国人向けのローンプログラムがあります。専門のモーゲージブローカーに相談することをおすすめします。

日本の不動産を担保にする

最も現実的な選択肢

海外不動産ローンを借りる最も現実的な方法は、日本国内の不動産を担保にして資金を調達することです。

方法:

  • 不動産担保ローン
  • 住宅ローンの借り換えで資金を捻出
  • アパートローンの追加融資

メリット

  • 海外不動産の審査が不要
  • 金利が比較的低い(1〜3%程度)
  • 審査が通りやすい

デメリット

  • 日本に担保にできる不動産が必要
  • 担保不動産に抵当権が設定される
  • 海外不動産の収益と関係なく返済が必要
読者
読者

担保にできる不動産がない場合はどうすればいいですか?

田中
田中

その場合は、現金で購入するか、現地の金融機関を探すことになります。また、一部のデベロッパーが提供する分割払いプログラムを活用する方法もあります。

デベロッパーの分割払いプログラム

プレビルド物件での活用

東南アジアのプレビルド(建設中)物件では、デベロッパーが分割払いプログラムを提供していることがあります。

典型的なスキーム:

  • 契約時:10〜20%
  • 建設中:10〜20%
  • 完成時:60〜70%

完成時に残金を支払う必要がありますが、その時点で現地ローンを組むか、転売するという選択肢もあります。

完成リスクに注意

プレビルド物件には、完成遅延や未完成リスクがあります。信頼できるデベロッパーを選ぶことが重要です。

レバレッジを使うべきか

レバレッジのメリット・デメリット

メリット
  • 少ない資金で投資できる
  • 複数物件への分散が可能
  • ROE(自己資本利益率)の向上
デメリット
  • 金利負担が発生
  • 為替リスクが拡大
  • 返済リスク
  • 審査・手続きの手間

私の考え

海外不動産投資では、無理にレバレッジを使わず、現金で購入することをおすすめします。

理由は以下の通りです:

  1. 海外ローンの金利は高い:日本の不動産投資のように低金利で借りることは難しい
  2. 為替リスクが拡大:ローンを組むと、為替変動の影響が大きくなる
  3. 流動性リスク:売却したい時にローンが残っていると、自由度が下がる

まとめ

海外不動産ローンについてまとめます。

主な選択肢:

  • 日本の金融機関(取り扱い限定的)
  • 現地の金融機関(国による)
  • 日本の不動産を担保にする(最も現実的)

融資が使いやすい国:

  • マレーシア:外国人への融資に積極的
  • 米国:外国人向けプログラムあり

おすすめの方針:

  • 初めての海外投資は現金購入がおすすめ
  • レバレッジを使う場合は、日本の不動産担保を検討
  • 現地ローンは金利・手続きの負担を考慮

無理にレバレッジを使わず、まずは現金で始めることをおすすめします。


※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品を推奨するものではありません。
融資条件は金融機関や時期により異なります。詳細は各金融機関にお問い合わせください。

よくある質問

Q
海外不動産をローンで買うことはできますか?
A

可能ですが、選択肢は限られます。日本の一部金融機関、現地の金融機関、または日本の不動産を担保にする方法があります。

Q
日本の銀行で海外不動産ローンを借りるには?
A

取り扱いのある金融機関は限られています。地方銀行やノンバンク系の一部で取り扱いがあります。審査では年収・資産背景・投資経験などが重視されます。

Q
現地でローンを借りやすい国は?
A

マレーシアと米国が比較的借りやすいです。マレーシアは金利4〜6%程度、米国は外国人向けプログラムで6〜8%程度です。

Q
レバレッジは使うべきですか?
A

初めての海外投資なら、現金購入をおすすめします。海外ローンは金利が高く、為替リスクも拡大します。経験を積んでからレバレッジを検討しましょう。

Tags

ローン 融資 金利 レバレッジ 資金調達
田中 この記事の筆者

田中

WORLD PROPERTY

大手不動産会社で10年勤務後、海外不動産投資のコンサルタントとして独立。東南アジアを中心に50件以上の投資サポート実績。

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