WP
WORLD PROPERTY 海外不動産投資の最新情報を日本人投資家向けにお届けするメディア
フィリピン不動産の利回り比較|マニラ・セブ・エリア別【2025年版】
東南アジア 市場分析

フィリピン不動産の利回り比較|マニラ・セブ・エリア別【2025年版】

2025-12-03
2026-01-01 更新

フィリピン不動産の利回りをエリア別に比較。マニラ、マカティ、BGC、セブの賃貸利回り、空室率、2025年の市場動向を最新データで解説。

「フィリピンって利回り高いって聞くけど、実際どうなの?」

結論から言えば、平均5〜6%で東南アジアでも高水準。ただし、エリアによって利回りは7〜9%から4%台まで大きく異なります。

高利回りを狙うか、安定性を重視するか——エリア選びで運命が決まります。

フィリピンの利回りは本当に高いのか

読者
読者

東南アジアの中で、フィリピンの利回りはどのくらいの位置ですか?

山本(市場アナリスト)
山本(市場アナリスト)

上位クラスです。シンガポール2.5〜3.5%、マレーシア4〜5%と比べると、フィリピンの5〜6%はかなり高い。カンボジア(6〜8%)には負けますが、規制の緩さとバランスを考えると、フィリピンは投資しやすい国です。

平均利回り 外国人規制
フィリピン 5〜6% コンドのみ可
タイ 4〜6% コンドのみ可
マレーシア 4〜5% RM100万以上
ベトナム 3〜5% 50年リース
シンガポール 2.5〜3.5% 高額

エリア別利回り:どこが一番稼げる?

読者
読者

マニラの中でも、エリアによって利回りは違うんですか?

山本
山本

全然違います。マカティ中心部は5〜6%ですが、ポブラシオン(マカティの下町エリア)は7〜9%。物件価格が安いエリアほど利回りが高い傾向があります。

エリア 表面利回り 空室率 特徴
マカティ中心部 5〜6% 13.2% 金融街、安定需要
ポブラシオン 7〜9% 高利回り、若者人気
BGC 5〜6.5% 20%前後 新興ビジネス街
ケソン市 6〜7% 価格控えめ
セブIT Park 5〜7% 15〜20% IT-BPO需要
マクタン島 6〜8% リゾート短期賃貸
要注目:空室率の差

空室率が高いエリアでは、表面利回りと実質利回りの差が大きくなります。

  • マカティ:13.2%(メトロマニラ平均より低い)
  • メトロマニラ平均:23.9%
  • ベイエリア:30%以上(POGO撤退の影響)

マカティ:安定を求めるなら

読者
読者

マカティが人気の理由は何ですか?

山本
山本

空室率の低さです。メトロマニラ平均23.9%に対して、マカティは13.2%。金融機関の本社が集中し、外国人駐在員の需要も安定しています。利回りは5〜6%と控えめですが、「埋まらない」リスクが低いのが魅力ですね。

  • アヤラアベニュー:5〜6%
  • レガスピ・サルセドビレッジ:5〜6%
  • ロックウェルセンター:5〜5.5%
  • ポブラシオン:7〜9%(高利回り狙いならここ)

セブ:マニラより安く、利回りも高い

セブ市の平均利回りは4.96〜5.74%。物件価格がマニラの50〜60%と手頃で、少額から始められます。

読者
読者

セブでおすすめのエリアはどこですか?

山本
山本

IT Parkが鉄板です。IT-BPO産業の従業員需要が安定しており、利回り5〜7%が期待できます。短期賃貸を狙うならマクタン島で6〜8%以上も。ただし、観光シーズンに左右されるリスクはあります。

物件タイプ別:スタジオが最高利回り?

読者
読者

スタジオの利回りが一番高いって本当ですか?

山本
山本

はい、小さい物件ほど㎡単価が高く、利回りも高くなります。スタジオは6〜7%、2BRは4.5〜5.5%程度。ただし、スタジオは空室リスクも高く、入居者の入れ替わりが頻繁。安定性重視なら1BRがバランス良いですね。

物件タイプ 面積 利回り
スタジオ 18〜30㎡ 6〜7%
1BR 35〜55㎡ 5〜6%
2BR 55〜90㎡ 4.5〜5.5%
3BR 90㎡以上 4〜5%

実質利回りは表面の70〜80%

利回りを計算するとき、表面利回りだけ見ていると痛い目に遭います。

読者
読者

実質利回りってどうやって計算するんですか?

山本
山本

表面利回りから経費を引きます。管理費、管理会社手数料(8〜15%)、固定資産税、空室損失——これらを差し引くと、実質利回りは表面の70〜80%程度になります。

シミュレーション例:₱800万の物件

条件

表面利回り:5.25%
実質利回り:3.60%

  • 物件価格:₱800万(約2,160万円)
  • 月額賃料:₱35,000
  • 面積:45㎡
    項目 金額(年間)
    賃料収入 ₱420,000
    管理費 -₱43,200
    管理会社手数料(10%) -₱42,000
    固定資産税 -₱12,000
    空室損失(1ヶ月) -₱35,000
    純収入 ₱287,800

高利回りを狙うか、安定を取るか

メリット
  • **高利回り派**
  • スタジオ・1BRを選ぶ
  • ポブラシオン、ケソン市など価格控えめエリア
  • セブのマクタン島で短期賃貸
  • 複数エージェントで入居者募集
デメリット
  • **高利回りのリスク**
  • 空室リスクが高まる
  • 管理の手間が増える
  • 流動性が低いエリアもある
  • キャピタルゲインが限定的
読者
読者

結局、どちらがおすすめですか?

山本
山本

初心者には「マカティ中心部の1BR」をおすすめします。利回りは5〜6%と控えめですが、空室リスクが低く、キャピタルゲインも期待できる。「最初の1軒目」としては失敗しにくい選択です。慣れてきたら高利回りエリアに挑戦するのがいいでしょう。

まとめ

フィリピン不動産の利回りは、エリアと物件タイプで大きく異なります。

  • 全体平均利回り:5.1〜5.4%
  • マカティ中心部:5〜6%(空室率13.2%で安定)
  • ポブラシオン:7〜9%(高利回り狙い)
  • セブIT Park:5〜7%
  • スタジオは利回り高いが空室リスクも高い
  • 実質利回りは表面の70〜80%
  • 初心者はマカティ1BRが失敗しにくい

利回りだけでなく、空室率・流動性・キャピタルゲインも含めて総合的に判断しましょう。

よくある質問

Q
フィリピン不動産の平均利回りはいくらですか?
A

2025年Q1時点で平均5.12〜5.28%です。マカティ・BGC中心部で5〜6%、ポブラシオンで7〜9%、セブIT Parkで5〜7%が目安です。

Q
フィリピンで最も利回りが高いエリアはどこですか?
A

マニラではポブラシオン(マカティ)で7〜9%、ケソン市で6〜7%が高利回りです。セブではマクタン島の短期賃貸で6〜8%以上も期待できます。ただし、高利回りエリアは空室リスクも高まるため注意が必要です。

Q
実質利回りを計算するときの注意点は?
A

管理費、管理会社手数料(8〜15%)、固定資産税、空室損失を差し引いてください。実質利回りは表面の70〜80%程度になります。特に空室率が高いエリアでは、空室損失を保守的に見積もることが重要です。


※本記事は情報提供を目的としており、特定の不動産物件の購入を推奨するものではありません。
利回りデータは市場状況により変動します。最新情報は現地の専門家にご確認ください。